0. 導入フェイズ

【GM】 はい。それではインセイン「子午線の羊」はじまります。みなさま、よろしくお願いしますっ!

【日下部】 よろしくお願いします。

【霧久】 よろしくお願いしまーす。

【静江】 よろしくお願いします!

【GM】 では、自己紹介からいきましょう。PC1のさやっちPさん、おねがいします!

【日下部】 はい。さやっちPと申します。インセインは3回目位です。よろしくお願い致します。

【日下部】 PCは日下部 剣(クサカベ ケン)真実を追及するスタイルの記者です。

PC1『日下部 剣(クサカベ ケン)』

使命:無事に館を出る。

あなたは旅行客だ。友人であるNPC「森田」と車で移動中の夕方、人里離れた山間で車が故障してしまう。野宿を覚悟したそのとき、近くに人家の光が見えた。どうか一晩、この「根堅館」に泊まれないものか。

年齢:25歳 性別:男性 職業:記者
好奇心:技術 恐怖心:《拷問》
特技:《驚き》《第六感》《メディア》《化学》《民俗学》《魔術》
アビリティ:【基本攻撃《メディア》】【戦場移動】【目星《第六感》】【嘆願】

【GM】 スタイルはフェイト!

【日下部】 【目星】で色々調べつつ、手数が足りなくなったら一族の血に眠るスピリチュアルなモノの力を借りて行動回数を増やします。データ的には【嘆願】です。

【日下部】 大体こんな感じでしょうか。

【GM】 他になにかありますか?

【日下部】 ありがとうございます。大丈夫です!

【GM】 はーいありがとうございました!

【GM】 それでは続きましてPC2の夢亜さん!

【静江】 はい、夢亜と申しますー。インセインは初めてですのでどうかお手柔らかに。

【静江】 PCは菊池 静江。物静かな雰囲気の若い女性です。20代前半くらい?

【日下部】 ほうほう。

PC2『菊池 静江(キクチ シズエ)』

使命:静かに暮らす。

あなたは約2年前、故人「菊池 豊三郎」の後妻として迎えられた若い女性で、夫が亡くなった今ではこの「根堅館」の主人である。世間を離れ、人里離れたこの館で、使用人の他孤独に暮らしている。この辺鄙な館に来訪者とは珍しい。困ったときはお互いさまか。

年齢:22歳 性別:女性 職業:未亡人
好奇心:知覚 恐怖心:《痛み》
特技:《緊縛》《哀しみ》《物音》《整理》《罠》《暗黒》
アビリティ:【基本攻撃《緊縛》】【戦場移動】【トリック《罠》】【資産】

【静江】 キャラシはこちら。

【GM】 ミステリアス!

【静江】 ちなみに画像作ってる時は作ってる自分もSANチェックしそうになりました。なんで開始前から目のハイライト無くなってるんだよ。

キャラクターシートに描かれた絵の目が死んでいる。怖い。

【GM】 インセインなので!!

【静江】 まぁ、特技とアビリティに関しては大体そういう事です。未亡人なので!って感じで。そんな感じでよろしくお願いします。

【日下部】 よろしくお願いします。

【GM】 よろしくお願いします!

【GM】 では続きましてPC3担当、夜之帳さん!

PC3『菊池 霧久(キクチ キリヒサ)』

使命:退屈を紛らわす。

あなたは故人「菊池 豊三郎」の子供(or孫)であり、今この「根堅館」に滞在中だ。いささか退屈していた折、偶然にも来訪者たちが現れた。あなたにとって、彼らは良い退屈しのぎになるだろうか?

年齢:23歳 性別:男性 職業:料理人
好奇心:知覚 恐怖心:《時間》
特技:《焼却》《恥じらい》《哀しみ》《味》《電子機器》《民俗学》
アビリティ:【基本攻撃《電子機器》】【戦場移動】【危険感知《味》】【装甲】

【霧久】 はーい、PL夜之帳です。インセインは初ですねぇ。PCは菊池 霧久でとある料理店で働いてました。

【日下部】 ほうほう。何料理なんでしょう。

【霧久】 日本料理ですね。で、今は根堅館にふらっと来て滞在中です。

【GM】 本格ッ。たしかに、この家の設定を思えばなっとくです日本料理。

【霧久】 少し休暇と思ってますが何時まで滞在するかは未定ですね。

【霧久】 見た目はだいたい今のアイコンと同じ感じですが、もちろん黒髪ですよ?

アイコンの髪の色は青だった。アニメではよくある表現だ。

【霧久】 特技に電子機器があるのはまあ、料理関係の器具であるかなぁ……って感じです。

【GM】 おお、たしかに。《味》も料理人ぽいですねえ。

【霧久】 年齢が静江さんの一つ上だけど気にしないで(

【霧久】 まあ、よろしくお願いします。

【GM】 はーい、よろしくおねがいします!

【静江】 よろしくお願いしまーす!

【日下部】 お願いしますー

【GM】 では最後にーPC4! 白電柱さんです!

【清子】 宜しくお願いいたします。インセインはキルデスと一緒に買ったはずなのに、ルールの理解をしたのが、10月中頃。今日までプレーできませんでした。

【清子】 PCは清宮 清子。17歳の使用人です。

【清子】 とはいえ、ちいさい頃から食客として、この館で養われていたので、館内の情報は詳しいはずです。

【日下部】 皆若いなぁ。

【GM】 17歳、若い……!

PC4『清宮 清子(キヨミヤ セイコ)』

使命:来訪者たちをもてなす。

あなたは代々菊池家に仕え、今ではこの「根堅館」に勤める忠実なる使用人だ。来訪者の存在はあなたの仕事を増やすだけではあるが、奥様の命令ならばやむを得ない。あなたは来訪者を出迎える準備にとりかかった。

年齢:17歳 性別:女性 職業:使用人
好奇心:技術 恐怖心:《混沌》
特技:《恥じらい》《愛》《整理》《メディア》《民俗学》《混沌》
アビリティ:【基本攻撃《恥じらい》】【戦場移動】【かばう《愛》】【頑健】

【清子】 なお、けっこうおかしい人です。デフォで。

【清子】 前妻にも今の妻の静江さんにもべったり。かなり変な人です。

【GM】 それでこそインセイン! 何か事情があって引き取られてたんでしょうかね。

【日下部】 片時も離れない感じですか。依存性高そうだなぁw

【清子】 とりまこのへんで。1982年だと、服装イメージは割烹着の方が良いですかねえ。

【GM】 おお、雰囲気ありますね!>割烹着 そうしましょうそうしましょう(昭和設定を汲んでくれて感謝です!

【静江】 和洋チャンポンである。

【GM】 そこが昭和って感じ(笑>和洋ちゃんぽん

【静江】 ですねー。

【静江】 あのね、昭和だーって思って57年がいつか確かめたら、思いの外超昔と言う訳では無かったことにびっくりしたのが大体一時間ちょい前ですよ。

【GM】 1982年ですね。私も生まれてませんが、少なくとも携帯電話はありません!!!(時代設定の理由の半分

【霧久】 どんな感じか全く調べてないですわー。

【静江】 割と日本が元気な時代ってイメージ。

【日下部】 携帯電話ないのは大きいですねー。

【清子】 テレカすらないですねえ……

【GM】 安定成長期、バブル崩壊前、戦争経験者が多数生きている、ネットと携帯電話はない、パソコンは専門家が持ってればいいほう、くらいかな。

【清子】 (ウィキペディア記述を貼りつつ)新幹線もない……

【静江】 ほむほむ……。一応テレビはカラー、と。

【清子】 いいとも放送開始。CDはじきによってはない。

【GM】 CDは、ちょうどこのころ一番最初のやつが出たみたいですね(しらべた

【日下部】 とんでもなく高かったんでしょうねぇ。

【清子】 ホテルニュージャパン火災。むこうぶちをごらんの方なら日蔭撃沈の時。 あれ。ホントにバブリーだ。

【GM】 まあ基本的には  ケータイとネットがない のと 戦争経験者が生きている くらいで(

【GM】 はーい、ありがとうございました! では、最後にNPCをひとり貼ります。

NPC『森田 一郎(モリタ イチロウ)』

使命:無事に館を出る。

あなたは旅行客だ。友人であるPC1と車で移動中の夕方、人里離れた山間で車が故障してしまう。野宿を覚悟したそのとき、近くに人家の光が見えた。どうか一晩、この「根堅館」に泊まれないものか。

【GM】 日下部さんとは友人の旅行客です。同年代か、少し上くらいにしましょう。彼はハンドアウト扱いです。

【日下部】 データや手番はない、と。了解ですー。

【GM】 それでは、皆さまありがとうございました。続けて導入フェイズにうつりまーす!

【霧久】 はーい。

【清子】 はーい。

【静江】 はーいっ。

0-1. 昭和五十七年、八月

われわれは何処から来たのか

われわれは何者か

われわれは何処へ行くのか

 * * *

訃報

 菊池豊三郎氏(きくち・とよさぶろう=K製薬名誉会長) 七月某日未明、S県N市の病院にて死去。行年七十八歳。通夜は某日午後七時から、葬儀・告別式は某日午後一時から、いずれも都内S寺阜斎場で。菊池家とK製薬との合同葬として営まれる。喪主は妻――さん。

 故人は明治三十七年三月四日、旧F財閥傍系・菊池家に生まれ、戦時は満州出兵、戦後にあってK製薬を経営、戦後復興に尽力した。御家族は密葬を望まれたが、K製薬幹部の強い後押しがあり、此度の運びとなった。送名は曉徳院釈正厳居士。

 * * *

 葬儀から約一ヶ月後。昭和五十七年 八月某日。S県N市Y群。

 山間深くにぽつりと佇む擬西洋風建築の邸宅「根堅館」に、2人の旅行客が訪れた。広間に飾られたゴーギャンの複製画は悩める者たちを見下ろし問いかける。

 * * *

われわれは何処から来たのか

われわれは何者か

われわれは何処へ行くのか

 * * *

 そしてまた、人が死んだ。

 

【GM】 説明シーンです。館に来るまでの経緯をやると長くなりますので、描写でさくっとすませますね。

”横合いから不意に飛び出す影。ハンドルを慌てて切って――”

”ブレーキ。衝撃。石が散らばる重い音。鈍い痛みが体に走る。”

”昭和五十七年 八月某日 午後六時三十八分 S県N市Y群。”

”人気(ひとけ)のない山間を走る乗用車が、道祖神に突っ込んだ。”

”前輪が転がり落ち、車体は沈む。這い出た旅行客2名は、車を見て立ち往生した。”

”湿った空気。強風が木々をざわめかせ、分厚い黒雲が夜空を覆う。”

”間もなく、嵐が来るものと思われた。”

”……そのときのことだ。”

”夕闇の向こうに、ぼっ、と浮かび上がった。暖かな灯火。炊事の煙。”

”西洋風の大きな邸宅だ。”

”旅行者たちは話し合いの末、移動を開始した。”

”邸宅の名は、根堅館。この物語の舞台である……。”

0-2. 偶然、あるいは

【GM】 雨が降り出し、日下部さんと森田が「根堅館」に到着。中へと招き入れられたシーンからはじめましょう。

【日下部】 はーい。

【GM】 登場人物は日下部さん、森田、静江さん、清子さんです。霧久さんはもうちょっと待ってて下さいね!

【霧久】 はいはーい。

【静江】 はーいっ。

【日下部】 「……参りましたね、森田さん。こんな所で車がイカれるなんて」

【GM/森田】 「ホントになぁ。人家があって良かったぜ、ほんと」森田はきょろきょろと館内を見渡す。

【日下部】 エントランスを眺めまわしながら「灯りが点いてたという事は誰かいるんですよね……あの、すみませーん」と声を上げて見ますが。

【GM/森田】 日下部に続いて、森田の声も唱和する。「すいませーん。誰かいますか!」

【清子】 「はいただいま」ウエーブがかかった黒髪を束ね、丸い眼鏡を掛けた女性の声がする。……ていせい。女性が出てくる。

【GM/森田】 「お、こりゃどうもすいません……」で、日下部を肘でつつく。まかせた。

【日下部】 「ああ、良かった……あの、申し訳ありません。私達、そこで車をぶつけてしまいまして……」

【静江】 奥様も出てきた方がいいのかな。ここは清子さんに任せましょうか。

【GM】 (描写)外の風雨はいよいよ強さを増している。時刻もすっかり遅く、あたりは暗い――

【日下部】 「件社で記者をしております、日下部と申します。不躾なお願いですが、一晩宿をお借りする訳には参りませんか?」

【清子】 「かしこまりました。奥様に取り次いで参ります。お二人はこちらへどうぞ」

【GM/森田】 「助かりますわ。私ぁ森田と申します」雨に濡れた帽子を外して、森田は一礼。ついていきましょう。のっしのっし。

【清子】 応接間へ通す。

【GM】 では、応接間へと移動する3人は、エントランスを通るので――途中でこれを見ます。エントランスホールに飾られた絵画、名画のレプリカ。 われわれは何処から来たのか、われわれは何者か、われわれは何処へ行くのか

【GM】 『われわれは何処から来たのか、われわれは何者か、われわれは何処へ行くのか』。ゴーギャンの作です。本物はボストン美術館にありますので、複製品です。

【GM】 と、邪魔しました。続きをどうぞ!

【静江】 では、静江は応接間にいましょうか。机の上には途中やりの編み物。

【日下部】 では応接室の中で佇んでいる女性を見て、少し怪訝な顔をしましょう「……貴女は……?」

【GM/森田】 「こりゃどうも……」森田は頭を下げて「えっと」何かを言いかけては口を閉じ、静江の言葉を待つ。

【清子】 「奥様。探してもいらっしゃらないと思ったら……ここに」

【日下部】 「……失礼。突然お邪魔して申し訳ありません。記者の日下部と申します。こちらは森田」挨拶だけは済ませないと。

【静江】 椅子から立ち上がり、ゆっくりとお辞儀し。

【清子】 「……彼らは夜分遅くの客人です。車の故障により、ここに来てしまった模様です。一晩彼らに宿を与えてもいいでしょうか?」

【清子】 「ダメでもせめて、修理工場に電話を……」

【GM/森田】 「どうも、森田です」ぺこりと頭を下げて「ええ、すいません……」

【静江】 「菊地静江と申します。……まぁ、車が」

【GM】 風雨はいよいよ強くなり、あたりはすっかり暗くなっています。ついでにいうと、ここは山のド真ん中です。

【GM】 車が直っても、ちょっと移動は自殺行為でしょう。

【日下部】 「えぇ、修理さえ出来ればすぐにでも失礼するのですが……」

【清子】 まあ、明日! と言われるのが落ちでしょうかねえ。

【GM】 はい、まず来るだけでも相当時間かかりますからね。

【日下部】 部品の問題もありますし、即日修理出来るかも分かりませんしね。

【静江】 「いいえ、こんな辺鄙な場所では移動する事も難しいでしょう」ゆったりとした口調で。

【静江】 「天気も悪くなってまいりました。清子さん、客間の用意を願えるかしら」

【日下部】 「よろしいんですか……ありがとうございます!」と深々頭を下げましょう。

【静江】 「ええと、森田さん……と、日下部さん、でしたっけ。ここに辿り着けたのも何かの縁、ですからね」

【GM/森田】 「ありがとうございます。いやあ、安心しましたわ」さすがにこの雨のなか運転は嫌だったのか、森田は顔を輝かせる。 「……ですなあ」何かの縁、という言葉に。

【日下部】 「縁、ですか……余りそういった曖昧な物は信じないのですが、今回ばかりは信じたくなりましたよ」

【清子】 「……ただいま。お二人とも、おくつろぎください。浴衣しかご用意できないのですが、風呂もすぐに用意して参ります」すたすたすた……と湯沸かしに。

【静江】 「出来るかは分かりませんが、どうかごゆっくりなさってください。何せ、こんな時代錯誤な館ですもの」清子さんにはよろしく頼みますよ、と少し微笑み。

【GM】 ――では、ここでシーンを切ります。

【日下部】 はーい。

0-3. 厨房の男

【GM】 さて、長くなってすいません。お待たせしました! 深夜、来訪者たちが一息ついたころ、館のどこかで日下部さんと霧久さんが出会うシーンです。

【GM】 詳細はお任せします。館の内部は、シーン表などを見つつ、適当にどうぞっ(丸投げ)。

【霧久】 ふむ、では私は調理していてその匂いで……っていうのは。

【日下部】 では清宮さんに客室へ案内されている途中、どこからともなく良い匂いが漂ってくるという事で。

【霧久】 何かを煮詰めてるような匂いが廊下に漂い始めてですね。

【日下部】 ……良い匂いですか?

【霧久】 魚介の匂いですね。 何か不思議な風味も入った感じです。

【日下部】 日本料理ですからね……w「おや、これは……不思議な匂いですね」

【日下部】 「この屋敷には貴女以外にも誰かいらっしゃるんですか?」と清宮さんに訊きつつ。

【清子】 「はい。すでに豊三郎様の忘れ形見のような屋敷になってしまいましたが……」

【清子】 「豊三郎様がこの館の主でした。先月までは……」

【日下部】 何故か蠱惑的なその匂いに引かれ、私はふらふらと匂いの漂ってくる扉を開けてしまうとそこには……

【霧久】 「ん? 料理している時は入ってこないで下さいと……って誰でしょうか?」と鍋に向かっていたのですが振り返って静江じゃないのを見て疑問を浮かべますね。

【清子】 「このかたがたは客人です。今晩一晩の宿が欲しいとのこと」

【日下部】 「申し訳ありません、余りに魅力的な香りが漂っていたもので……」と気まずげに謝罪します。

【日下部】 「記者をしております、日下部と申します。一晩お世話になります」と頭を下げます。

【霧久】 「ふむ……そうですか。まあいいですよ。という事は少し料理を追加しないとですかね」と泊まる事に関しては特に何も思ってないもよう。

【霧久】 「私は菊池 霧久と申します。何か食べたくなったら言って下さい」

【日下部】 「ありがとうございます。……あの、因みにこれは何という料理なのでしょう。ウチには料理の本もありましてね、後学の為、よろしければ教えて頂けませんか」

【霧久】 「ええいいですよ。これはカレイの煮込みですよ。ちょっと本来とは違う味付けをしていますがね」

【日下部】 「違う味付け、ですか。何かこの土地ならではの隠し味でも?」

【霧久】 「いえ、私独自の味付けです。まあ詳しくは言えませんが、特殊な調味料です」といいながら横においてあった瓶から何かを少し鍋に入れて蓋をしめる。

【清子】 「……豊三郎様は非常にこの味がお好きだったのですが……。ただ、客人のとは別にしてくださいね。私たちだけしかおいしくないので」

【霧久】 「ええ、だから料理を増やさないといけないんですよね……まあ、少々山菜がありましたから天ぷらにでもしましょうか」とそちらの用意もし始める。

セッションは深夜に行われている。とんだ飯テロである。

【日下部】 「なるほど……では後ほど確かめさせて頂きます。こう見えて、私も結構食事にはうるさい方でして。隠し味の秘密、調べ上げてみせましょう」といたずらっぽく微笑みますが、清宮さんの言葉を聞いて「おや、それは残念です」と。

【日下部】 「……すみません。職業柄、つい話し込んでしまいました。お食事楽しみにしています」と一礼して立ち去る……で良いですかね。

【霧久】 「ええ、楽しみにしておいて下さい」と言って料理に集中する。

【GM】 はーい、ではここでシーンを切ります。

0-4. 深夜の邂逅

【GM】 ではまだ導入!

【GM】 今回は静江さんと森田のふたりです。他の人は出られません。

【静江】 おっと。 はーい出ますー。

【GM】 ありがとうございます。一息ついた深夜、静江さんが――何らかの理由で館を移動中、というシーンにしようとおもいますが、どういう理由がありそうかな。

【静江】 そうだな……途中やりにしていた編み物を応接室に忘れたままにしてたとか?

【静江】 で、それを取りに行った所、とか。

【GM】 OK。では、応接間へと向かう途中、メインホールにて、森田と遭遇します。彼は出会い頭、気まずそうな顔をして、懐に手を入れる。

【GM/森田】 「こんばんは、奥さん」

【静江】 ホールに声が響きます。大きい声では無いけれどしんとしているからこそ響く声。「森田さん。……今、何を隠されましたか?」

【GM/森田】 「いや、なに」ごそごそと取り出したのは、煙草とジッポです。「灰皿が見当たりませんでね。この雨で窓もあまり開けたくないもので、うろうろしてたってことですわ。いや、申し訳ない!」拝むように謝ります。「いやーしかし見事な邸宅ですわ」と話題転換!

【静江】 「……あまりうろつかれても困ります。その……整理の行き届いていない部屋もありますので。主人の遺品等には客人といえどあまり触られて欲しくはありません」

【GM/森田】 「大きさのわりにずいぶんと人気(ひとけ)がありませんな。奥様、いつからこちらにお住まいで?」

【静江】 「……2年前から。私の夫がこの館の前の主人でした。……私も清子さんも煙草は吸いませんので。申し訳ありませんが、部屋に戻っていただけますか?」その声色は、いくらか冷たい物になっていて。

【静江】 じっと、森田を見つめる。

【GM/森田】 「……」みつめられて、いささかたじろぐ。「……泊めて頂いただけでも恩の字ですからな。部屋に戻りますよ」煙草とジッポを未練がましそうに見て、懐にしまいなおし、森田は立ち去ります。

【GM/森田】 ポッケに片手をつっこんで、後ろ手を振る。静江さんからワンリアクションいただければ、ここでシーンを切りましょう。

【静江】 「ご不便をおかけして、申し訳ありません……」と、その背中に深々と礼をします。

【GM】 はい。ではここでシーンを切ります。

【静江】 ねぇ、森田さん超怖いんだけど!

【静江】 森田一郎ってゆーかイチロー・モリタじゃないか!

森田のどどんとふアイコンがニンジャスレイヤー。イチロー・モリタとはニンジャスレイヤーの偽名である。実際怖い。

【日下部】 忍者じゃないからこわくないもん。

0-5. そしてまた

【GM】 ラストの導入シーンです。

【GM】 登場人物はー、いままで一番存在感の薄かった人、とシナリオには書きましたが、登場回数からしておおむね霧久か清子さんのどちらかかな。

【GM】 ”翌朝。決して爽やかな目覚めとは言い難い。”

【GM】 ”台風が来ているようだ。外は朝とは思えないほど暗く、力強い風雨が、がんがんと窓を叩きつける。山道の移動は、まだ難しそうだ。”

【GM】 では霧久さんにしましょう。早朝、あなたはどうしていますか?

【霧久】 まあ、朝から調理場に入って残りの材料とか見てるかな。「この嵐だと……ふむ、まあ大丈夫か」と言いながら確認確認。

【GM】 OK。では、ゴミ捨て場は調理場のすぐ裏手、庭にありまして、生ごみなんかはそこに捨ててることにしましょう。

【GM】 あなたが生ごみの袋を抱えて、そっと勝手口を開けば、外はごうごうと風雨が吹き荒れ、調理場に入り込んできます。外のゴミ置き場まで行くのは難しそうだ、と思った、そのとき――

【日下部】 辺りには目を光らせたカラスや猫が……

【霧久】 「(風が本当に強いな……これなら今朝は……)」

【GM】 あなたは、昨晩には見なかった”何か”が、風で飛んできたのでしょう。ゴミ置き場に引っかかっているのを見つけます。《情景》で判定をどうぞ。

【霧久】 《味》からなので、

【霧久】 2D6>=7 (判定:味)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 2[1,1] → 2 → ファンブル(判定失敗。山札から【狂気】を1枚獲得)

【霧久】 ちょw

【GM】 !?

【霧久】 えーと狂気ひきますねw

【GM】 ど、どうぞーw

【どどんとふ】 「菊池 霧久」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【GM】 これ、GMにも見えないからドキドキして楽しい。

【霧久】 (狂気カードを見ながら)成る程……。

【GM】 では、あなたが見た”何か”の詳細は、よくわかりません。不透明のゴミ袋に包まれた、大きい何かだ、というくらいでしょうか。

【霧久】 では腕を目のあたりで風よけしながら「ん?(何だ、あれは)」と近づいてみましょうか。ゴミを持ちながら。

【GM】 OK。では霧久さんが、風雨の勢いに耐えながらゴミ置き場に近づくと、徐々にその正体がはっきりしてきます。

【霧久】 それは……

【GM】 ばたばたとゴミ袋が風で煽られ、中身を覗かせます。それは……

【霧久】 ゴクリッ……

【GM】 力なく垂れ下がり、血色を失った人間の腕。その先の本体――

【GM】 人間です。

【霧久】 「ッ!!」顔色をこわばらせますよ。

【GM】 ひときわ強い突風が吹き付け、ゴミ袋は飛び去る。体は、ゴミ置き場に引っかかったまま――人間の死体が露わになります

【GM】 恐怖判定《情景》をどうぞ!

【霧久】 またか!

【霧久】 2D6>=7 (判定:味)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 8[2,6] → 8 → 成功

【霧久】 よし、成功。

【GM】 ちぃっ。では、霧久がリアクション取ったところで、導入フェイズを終えましょう!

【霧久】 「何故……」と言ってゴミをその場に置いて館へ走って戻りましょうか。

【GM】 はい。では、霧久は思い出します。あの死体は、昨晩の来訪者のひとり……

【GM】 森田一郎であると。

【日下部】 ファッ!?

【GM】 導入フェイズ以上です! お疲れ様でした!

【霧久】 はい、お疲れ様でした。

【静江】 お疲れ様でしたぐすぐす

1. メインフェイズ第1サイクル

【GM】 いま0時30分か。1シーンやるかココで区切るか。

【霧久】 私はどちらでもかまいませんよ。

【GM】 1シーンだけよいです? 皆さまお時間大丈夫かしら。

【静江】 大丈夫ですよー。

【日下部】 大丈夫ですよー。

【清子】 はーい。

【GM】 ありがとうございます! ではメインフェイズ第一サイクル、第一シーンです。

【GM】 初期ハンドアウトは、森田+皆さん4人のぶんの5つです。隠しハンドアウトはもっとありますが、どこかの【秘密】を調べれば追加されます。

【静江】 ふえぇ。

【日下部】 なるほど。

【霧久】 でしょうねぇ……。

【GM】 シーン表は、

【GM】 NGST

【サイコロ】(ころころ):根堅館シーン表(8) → 食堂。時代がかった暖炉が目に新しい。長い食卓の上は年代物の燭台や花で飾られている。

【GM】 このようなものを用意しました。明確なシーンイメージがあれば使わずとも構いませんが、迷ったらどうぞ!

【GM】 では、誰からいきましょうっ。

【静江】 どどどどうします?

【日下部】 誰か動きたい方います?

【霧久】 じゃあ自分からしましょうか? ちょうどGM食堂振ってるし……

【日下部】 なるほど。どうぞどうぞ。

【霧久】 朝食もまだだろうからね。

【GM】 はーい。では霧久さんのシーンです。

1-1. 閉ざされた館

【霧久】 とりあえず朝食のシーンにしようかと思います。出来れば皆出てくれればと。

【静江】 あ、はーい。

【霧久】 そこで朝食後に報告しようかなぁ、と。

【清子】 給仕をして、一番入り口よりに。

【霧久】 清子さんのは朝食は出した方がいいのかな?それとも一人で後で取る方?

【日下部】 森田さんが亡くなった事は伝わってますよね。

【霧久】 伝えてるか、もしくはまだ来てないだけかと思ってるか……。

【日下部】 意気消沈して食事どころじゃなさそうですが……どなたかに強引に連れられてきた体希望。

【清子】 「……森田様は寝坊されたのでしょうか?」

【霧久】 それじゃあ自分が真っ先に話してそのまま引き連れてきた事にしようか。

【静江】 「そういえば、姿が見えませんが……清子さん、朝食の用意を知らせてもらえますか?」

【日下部】 ……ああ。では連れであった私が一番に聞かされ、霧久さんと検分をしたという流れにしましょうか。

【霧久】 「いえ、知らせなくてもいいです」

【清子】 「……はい?」

【霧久】 「実は……」と今朝見た事を知らせましょうか。

【清子】 「……!」

【霧久】 (かくかくしかじか)で確かに森田さんだった、と。

【静江】 「……森田さん、が? 何故……」

【日下部】 「どうしてこんな事に……!」テーブルに腕を立て、そこに顔を埋めながらそう漏らします。

【霧久】 「分かりません」と首を横に振りながら返答する。

【霧久】 「とりあえず……まずは朝食をどうぞ食べて下さい。出し巻き卵やみそ汁がさめてしまいますから……」

【霧久】 「考えるにも体力はいりますから、まずは食べましょう」と言って朝食を勧めましょうか。

【日下部】 「この辺りには他に人家はないというお話でしたよね。……そして、この屋敷で暮らしているのは今ここにいるあなたがただけ。つまり……森田さんを殺した犯人はこの中にいるという事じゃないですか!」激昂してテーブルに拳を叩きつけます。

【霧久】 「まあまあ、落ち着いて下さい。とりあえず気持ちを落ち着けないと迷走してしまいますよ?」

【静江】 箸を手に取るも、置き「霧久さん、すみません……私は、食べれそうにありません……」日下部がテーブルに拳を叩きつければ、びくっと身を震わせ。

【霧久】 「……そうですか…………食べないのでしたらしょうがないですね。残してくれてかまいませんよ」としょんぼりとした雰囲気で静江さんに言う。

【静江】 「ごめんなさい、折角作って頂いたのに……」少し、顔色も悪そうで。

【霧久】 「いえ、いいんですよ……店でもたまにありましたし慣れてますから」と静江さんの食器を下げますね。

【清子】 「……警察を呼びましょうか……?」

【日下部】 「是非そうして頂きたいですね。真実は明らかにされるべきだ」

【清子】 「それでは」すぐに廊下へ行き電話をかける。

【GM】 では。清子が電話をかけますと――   つながりません。

【静江】 お約束キター!

【GM】 です(笑) 台風の影響によるものか、それとも意図的な切断によるものか。

【清子】 ゾーニングしたいです! 具体的には電話線がきられているか。見える範囲だけでは?

【GM】 あ、ゾーキングですね(用語)。見える範囲では、電話はつながっているようです。切断されているとしたら別のところでしょうか。

まちがえやすい。でもいいルール。

【清子】 「……台風がやめばなんとかできそうですが……!」

【清子】 「……電話が通じません」食堂に戻って。

【GM】 清子のその言葉通り、外の台風はいよいよ強さを増し、車ですら横転しそうな勢いです。端的にぶっちゃけるとクローズド・サークルものです。

【GM】 これが現代だったら「電話線が切れてる? でも大丈夫、連絡できる。そう、iPhoneならね」でシナリオが終わるところです。

【日下部】 ヘルCMだった。

【霧久】 確かにw

【日下部】 これで根堅館に車が無かったりすると発覚まで時間かかりそうですよね。連絡手段がない。

【日下部】 出入り業者なんかがあれば何とかなりそうですが。

【GM】 そうですね。車はあると思います、ないと不便そうで。

【GM】 ただ小さいので台風の中突っ切るのは危険すぎる、という感じかしら。

【霧久】 「日下部さんは朝食どうされますか?」と静江の食器を下げながら聞こうか。

【日下部】 「毒入りでなければ頂きますよ、食事は基本ですからね」と投げやり気味に応えますよ。

【霧久】 「毒なんて入れませんよ。料理は私の命ですから……」

【日下部】 「……申し訳ありません。気が立ってしまって……」と少し申し訳なさそうに。

【静江】 「電話も……? なら、どうやって連絡を取れば……。主人も、森田さんも、何でこんな事に……」俯きながら、肩と声が微かに震えている。

【霧久】 それじゃあそろそろ判定しましょうかね。

【霧久】 目標は日下部で、やるのは感情判定です。とりあえず料理を食べてもらえそうなので《味》で判定していいでしょうか?

【GM】 はーい、どうぞどうぞ。

【霧久】 では判定いきまーす。

【霧久】 2D6>=5 (判定:味)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 6[3,3] → 6 → 成功

【霧久】 ふう、成功した。よかったよかった。

【GM】 成功ですね。ではシノビガミと同じく、相互に感情表をどうぞ。

【霧久】 ft

【サイコロ】(ころころ): 感情表(3) → 愛情(プラス)/妬み(マイナス)

【霧久】 う、うーん……

【静江】 ┌(┌ ^o^)┐コソォ…

【GM】 ┌(┌ ^o^)┐

【日下部】 FT

【サイコロ】(ころころ): 感情表(1) → 共感(プラス)/不信(マイナス)

【日下部】 えー、では出された料理を訝しげに口に運び……その味に目を見開きつつ「……これは……美味いですね」と。

【霧久】 とりあえず親愛という意味で愛情にしておこうか……何かしたしみが持てそうだという事で(

【霧久】 「ええ、昨夜の感想でだいたいあなたの好きなお味は分かりましたので……」

【霧久】 一人毎に微妙に味付けを変えてたりする。

【日下部】 「そこまで気を配って頂いていたのに……悪態をついて申し訳ありませんでした」と疑念を捨て、共感を抱きましょう。

【霧久】 「いえ、いいんですよ。身近な人が亡くなられたといわれたらしょうがないでしょうし……」と返しますね。少し憂いのある笑みで。

【霧久】 「それにしても……電話が繋がらないとなるとどうしましょうかね……」

【霧久】 とボソリと呟いて他にないならシーンエンドかな?

【日下部】 「まずは原因を調べないと。電話線の経路を調べてみましょう」とか提案して調査を始めるみたいな流れで退場。

【GM】 はーい。では1時近いので、本日はここまでとしましょう。皆さま、本日はお疲れ様でした!

【霧久】 お疲れ様でしたー。

【日下部】 お疲れ様でしたー!

【静江】 お疲れ様でしたー! こわいー!

【GM】 ありがとうございます!>怖い

【霧久】 いやぁ……出だしがひどい(

【清子】 乙でした。いきなりこあい……

【日下部】 最初に膿を出したと思うしか……

【GM】 果たして森田の死の原因は! 嵐に閉ざされた館で、一行はどうなるのか! ゴーギャンの絵画が、足掻く者どもを冷たく見下ろす……

1-2. ふたり

【清子】 おはようございます。

【霧久】 おはようございますw

【GM】 おはようございます!

【日下部】 芸能界!? おはようございます!

セッションしている時間は深夜である。

【GM】 それではインセイン「子午線の羊」第二夜をはじめていきましょう。みなさま、よろしくおねがいします!

【霧久】 よろしくおねがいしまーす

【日下部】 よろしくお願いしますー

【静江】 よろしくお願いしまーす!

【GM】 前回のあらすじ:嵐に閉ざされた館! 森田さん死す! 料理で芽生える絆!

【GM】 ということで、第1サイクル第2シーンです。どなたがいきますか?

【静江】 どうしましょ。

【霧久】 皆頑張れー(茶をすすりつつ

【清子】 やってみましょうかねえ。 

【日下部】 おお。どうぞどうぞ。

【GM】 はーい。では清子さんの手番です!

【清子】 2d6 ころりんちょ

【サイコロ】(ころころ): (2D6) → 7[3,4] → 7

【清子】 と言うことはエントランスですねえ。

【GM】 「エントランスホール。年代物の柱時計の時報が響く中、ゴーギャン「我々は何処から来たのか...」複製画が異様な存在感を放つ」

【清子】 静江さんお越し下さい。感情結びましょう!

【静江】 あ、わーいっ。はーい。

【日下部】 ほうほう……。

【清子】 「……奥様……やはりこの絵はふっと見ると怖いですねえ」「奥様はどう思われますか?」

【静江】 「そうでしょうか……何だか、私達を見守っている様にも見えませんか?」

【清子】 「……奥様。改めて恐れ入ります。私には芸術はなかなか難しいようです」

【清子】 「……ふう。すっかり現実逃避してしまいました」

【静江】 「いえ、私も芸術の心得がある訳でもありませんし」再び絵を見上げ。

【清子】 「なぜこの絵をここまでまじまじと見てしまうのでしょうか」

【清子】 「普段だったら何気なく通り過ぎてしまうはずですのに」

【清子】 「森田様のせい? それとも他の何か?」

【静江】 「それほどに、この絵に魅力があるのでしょう。……我々は何処から来たのか。我々は何者か。我々は、何処へ行くのか……」絵に吸い込まれるように視線を釘づけにしながら、ぼんやりと。

【静江】 「……はっ。清子さん、今何か申しましたか?」

【清子】 「いえ、何も。気持ちの"整理"をしていただけですわ。おかしいですね。殺人鬼がいる中で、ここまで落ち着いていられるのって」

【清子】 《整理》で判定。

【GM】 はい、どうぞ!

【清子】 2D6>=5 (判定:整理)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 6[1,5] → 6 → 成功

【清子】 そいではFT

【サイコロ】(ころころ): 感情表(2) → 友情(プラス)/怒り(マイナス)

【清子】 友情で。

【GM】 静江さんもどうぞっ。

【静江】 FT

【サイコロ】(ころころ): 感情表(3) → 愛情(プラス)/妬み(マイナス)

【静江】 では愛情を。大切な使用人ですものね。

【GM】 はーい。

【清子】 「奥様はこちらに、いざとなったら、私、命を賭してでもお守りいたします」

【清子】 そう言って、いっしょにホールを去ります。

【静江】 柔らかく微笑んで「ありがとうございます。頼りにしていますよ」

【日下部】 立ち去る者を、ゴーギャンの絵画が静かに見下ろしていた……。

【GM】 はーい。以上かな? お疲れ様でした!

【静江】 わーわー愛情ヤッター!

【GM】 ヤッター!

1-3. 彼女の世界

【GM】 では第1サイクル第3シーンです。どなたがいきましょうっ。

【日下部】 どうします、静江さん。

【静江】 あ、じゃあ自分がさくっと行きましょうか。

【日下部】 あ、ではお願いしますー。

【静江】 離席する前にっ。

【GM】 はーい。では静江さんですっ。

 

【静江】 NGST

【サイコロ】(ころころ):根堅館シーン表(9) → 長い廊下の途中。風雨が勢いよく硝子窓を叩く。まだ、嵐は止みそうにない。

【静江】 まぁ、一人でやりますよー。

【静江】 一人、廊下をしずしずと歩いています。

【静江】 時系列としてはさっきのシーンからも少し経ってる位でいいかな。「森田さんは、お可哀想に……ですが、このままでは……」

【静江】 (あの方は、大丈夫でしょうか)と、足を止めたのは日下部の部屋。そっと扉に耳を近づける。

【静江】 《物音》で日下部さんの【秘密】を抜きますよ!

【GM】 どうぞ!

【静江】 2D6>=5 (判定:物音)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功

【静江】 あ、あぶなーい!

【GM】 成功です。では感情共有を起こしまして、静江さんと清子さんにお渡しします。

【静江】 はーい!

【清子】 どきどきわくwac

【日下部】 えー。シーンには出ませんが、私は割り当てられた客室内で、

【日下部】 「……何故彼女はあんな事を? 分からない……」とか呟いてるという事で。

【GM】 お渡ししました。

【静江】 ……はい、来ました。

日下部の【秘密】を見て固まる静江PL。そこにはこう書かれていた。

PC1『日下部 剣』の秘密

あなたは静江(PC2)の昔馴染で、好きだった。暫く会ってなかったが、菊池豊三郎の葬儀取材で、偶然再会した。その際静江はただならぬ様子であり、何か事件に巻き込まれていると直感した。あなたの【本当の使命】は【真相を突き止め、静江を解放する】ことだ。

清宮清子(PC4)という人物は、そもそも実在しない。清子の行動・発言は、すべて静江が行ったものと解釈すること。静江は明らかに錯乱している。

ショック:静江

【静江】 ……ええと、これ、どうなるんですか?

【日下部】 そう思いますよねーw

【GM】 これまでどおりで構いませんよ?(’’

【日下部】 だって今まで通りですもんねー。

【GM】 ええ、いままで通りです(’’

【静江】 お、おう……

【静江】 わけがわからないwwwwwww

【静江】 いや、ああうんそうなの? でも、えー?

【霧久】 何が……

【清子】 うふふ。カフをくいっと。

【霧久】 ??? な、何がどうなって……。

【静江】 えへへへへえへへへへ

【日下部】 (壊れた……!?)

【霧久】 そんなにひどい【秘密】なのか!?

【日下部】 (むしろをめくって)「こいつぁひでぇや……」

【GM】 べつにひどくないよ! 愛にあふれた【秘密】だよ!

【日下部】 ねーw

【清子】 ねーw

この【秘密】を踏まえて、ここまでの清子登場シーンを読み返してみよう!

【静江】 「……どういう、事……なの……だって、だって……!」と、声に反応して日下部さん出てきてくれますか……?

【静江】 扉の前でぺたんって座り込んでいますので。

【日下部】 おおっと。了解。

【日下部】 室内で考えに耽っていたところ、扉の向こうから何かが倒れるような音が聞こえてきて、

【日下部】 「……誰だ……し、静江……?」と戸惑ったような声を上げます。

【日下部】 でも直ぐに平静を取り戻し「……いえ、失礼しました。静江さん」と言い直しつつ「どうされました、何か私にご用でも」と問いかけます。

【静江】 日下部を怯えたような表情で見上げ「……す、すみません。少し、ふらついてしまいまして……やはり、朝餉を食べないのは、良くありません、ね」無理矢理笑みを作り。

【日下部】 「いえ、無理もない……私たちがやって来た為に、貴女に迷惑がかかってしまいましたね」と申し訳なさそうに。

【静江】 「いえ、大丈夫です……こ、困った時はお互い様、ですもの……今朝の出来事さえ無ければ……」顔は青ざめている。

【日下部】 「ええ、何故あんな事が起こってしまったのか……真相は明らかにしないといけません」

【日下部】 「……それはともかく、貴女は何か食事を取らないと……霧久さんにお願いしてスープでも作って貰って来ますよ」とこの場から走り去ろうとしますが。

【静江】 「しん、そう……」俯き、口を閉ざします。

【静江】 そして、顔を上げ、走り去っていく背中を画像みたいなハイライトの無い瞳が見つめていますよ。

【静江】 と、いった所でシーンを閉じます。

【日下部】 立ち去り際、私の目に映ったのは表情を失った未亡人の姿であった。

【GM】 はーい、おつかれさまでした!

1-4. 存在証明

【GM】 では、第一サイクル最終シーンです。日下部さんどうぞー。

【日下部】 はい。まずはシーン表。

【日下部】 NGST

【サイコロ】(ころころ):根堅館シーン表(6) → あなたに割り当てられた寝室。高級家具一式は手入れが行き届いているが、なぜか荒涼とした印象を受けた。風雨が力強く窓を叩く。

【日下部】 えー、では先ほどのシーンから地続きという事で。シーン開始は寝室。まずそこから宣言通り走り去ります。

【日下部】 そして厨房へ……行く前に寄り道をして……館の中に書斎なんかはありますよね、きっと。

【GM】 はい、あります。

【GM】 古紙と埃が薫る書斎。古今東西の名著がぎっしりと棚に並べられ、机上には乱雑に本が積まれている(シーン表で書いたのコピペ)。

【日下部】 こっそり入り込んで……この館の情報を調べるとしましょう。霧久さんは心のこもった食事を振る舞ってくれたナイスガイ。静江さまは除外。まずはあの「清宮清子」とは何者かを調べましょう。

【GM】 ほうほう。調査判定ですか? それともゾーキング?

【日下部】 「書物の整理の傾向からすると、恐らくこの辺りに……」という事で調査判定にて清子さんの【秘密】を探りましょう。

【GM】 OK、特技は何にしましょう。

【日下部】 何か彼女についての情報が入手出来ればよし。ダメであればゾーキングに移行。「第六感」で望む情報が偶然見つかる感じでお願いします。

【日下部】 2D6>=5 (判定:第六感)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 10[4,6] → 10 → 成功

【GM】 OK、では、まず清子の【秘密】を貼ります。拡散情報です。

【日下部】 「これは……身上調査書か?」当たりをつけた部分を重点的に調べた結果、運よく彼女の情報が見つかる……

PC4『清宮 清子』の秘密

《拡散情報》

あなたという人物は存在しない。静江の妄想が作り上げた別人格、イマジナリー・フレンドのようなものだ。プレイヤーは「清宮清子なる人間」が実在するように振る舞うこと。あなたの言動は、実際には静江が行っている。ゲーム的には、脱落と死亡以外は別々に管理する。

静江とあなたは、なぜ今のように錯乱しているのだろうか。あなたには、この館で何か恐ろしい事件が起きたという確信がある。あなたの【本当の使命】は 【真実を突き止める】、あるいは思い出すことだ。この秘密が開かれたとき、静江の【本当の使命】をあなたのそれで上書きする。

ショック:全員

【日下部】 あ、自覚ありましたか。良かったw「全ての欄が……空白? ではやはり『彼女』は……!」

【GM】 そして、調べた演出がヒットしましたので、ゾーキング扱いで追加描写です。「清宮清子」は実在の使用人だ、と分かります。

【日下部】 おっと。実在していた。

【GM】 はい。実在していますが、「PC4」については【秘密】に記載の通りです。

【日下部】 ふむ。では実在の「清宮清子」について、この書斎に何か情報がありますか?

【GM】 では、追加判定で……《整理》で判定をどうぞ。

【日下部】 2D6>=6 (判定:化学) 化学から代用判定で。重要な部分にシミのついた書物を化学処理。

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=6) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(判定成功。【生命力】1点か【正気度】1点回復)

【日下部】 オゥ!?

【GM】 !?

【日下部】 次第に真実が明るみに出て行く事を実感し、気力がわき上がってくる。【正気度】回復しておきますね。

【GM】 畜生ー! では、使用人「実在する清宮清子」のパーソナリティ詳細が分かります。基本的には「PC4:清宮清子」の自称する通りです。この館に勤めていたのも事実らしい、と分かります。しかしいつから「いなくなった」のかまでは、分かりませんでした。

【日下部】 「本当の『清宮清子』……彼女は一体どこに……?」えーと、実在の清子のハンドアウトなどはあるんでしょうか。

【GM】 いいえ、ありません。

【GM】 いつから「実在していた清宮清子」がいなくなり、「菊池静江」があのようになったのか。隠された真実に思いを馳せ、あなたは底知れぬ恐怖を感じる……ここでゾーキングサービス分、《暗黒》で恐怖判定を行っていただきましょう。

【日下部】 わぁい(棒)

【日下部】 2D6>=6 (判定:魔術)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=6) → 6[3,3] → 6 → 成功

【静江】 いちたりたー

【GM】 く、よくみたら《魔術》を持っていた!(他に思いつかなかった)

【日下部】 あっぶね。一族に伝わる魔除けの呪を唱えながら、私は己の正気を保つ事に専念した……(手記より抜粋)

【GM】 かっこいい!

【GM】 この「実在した清宮清子」の情報はあくまでゾーキングカテゴリです。ではGMは引っ込みますね(のそり

【日下部】 ありがとうございました。では総括として「一体、この館で何が起こっていたんだ……?」と口にした所で思い出します。そういえば霧久さんに食事の用意をお願いしに来たんだった。

【日下部】 このままじゃ怪しまれちゃう!急いで厨房へと向かいます。シーンエンド。

【GM】 おつかれさまでしたー!

2. メインフェイズ第2サイクル

【GM】 では、第一サイクル終了です。 マスターシーンはあるんですが、条件を満たしていないので、このまま第二サイクルに入ります。

【清子】 はーい。

【静江】 条件満たしてないって怖いな……。

【霧久】 はーい。

【GM】 第二サイクル第一シーン、全員の行動権回復です。どなたがいきましょうっ。

【静江】 え、これこの後清子さんとかどうすればいいの。やっぱり一人芝居すればいいの。

【GM】 普通に会話していいんですよ?(’’

【静江】 せやな、うん。

【GM】 はい(爽やかな笑み)。

【霧久】 自分は後でも先でもかまいませんよ。

【日下部】 同じくどちらでも。

【静江】 どうしようねぇ。

【GM】 とくに決まらないようならダイスでGO! 2d6かな!

【清子】 そいでは。

【日下部】 2d6

【サイコロ】(ころころ): (2D6) → 6[1,5] → 6

【霧久】 2d6

【サイコロ】(ころころ): (2D6) → 9[3,6] → 9

【静江】 いこうか。

【静江】 2d6

【サイコロ】(ころころ): (2D6) → 10[4,6] → 10

【清子】 2d6

【サイコロ】(ころころ): (2D6) → 6[1,5] → 6

【霧久】 こ、これは……。

【GM】 では静江さんからでっ。

【静江】 むぅ……。

2-1. 死体の真実

【静江】 NGST

【サイコロ】(ころころ):根堅館シーン表(3) → 館の片隅に位置する、手狭な和室。仏壇には、なぜか位牌が置かれていない。

【静江】 あーしまったな。再訪使えばよかった……

【GM】 あ、別に構いませんよ。

【静江】 んじゃ、屋敷裏のゴミ捨て場を「再訪」したく。

【GM】 OKOK。そこにはまだ森田の遺体が――あることにします?

【静江】 まぁ、ある事にしましょうか……。

【GM】 台風の勢いはいまだ強く、風雨がごうごうと衣服をたなびかせ、木々は揺れ、空は暗雲が覆い尽くしています。ゴミ捨て場の仕切りに遮られ、吹き飛びこそはしないももの、森田の遺体も風に揺れています……。

【静江】 風雨の中、レインコートのフードが風で飛びそうになるのを押さえながら、森田の遺体を目の前に……え、揺れてんの?

【GM】 そりゃ台風ですからね。吹き飛ばないまでも、手足あたりは動くのでは。

【GM】 ばったんばったん。重いはずの死体が台風で動かされ、まるで生きているかのような錯覚を覚える。 あ、これ恐怖判定いけそうですね?

【静江】 う、ぐ……

【静江】 死体を、表情無く見下ろしているよ。……くそう、こーい!

【GM】 よし、では《死》で判定だ。あなたは森田が蘇り、襲いかかる姿を幻視する――!

【静江】 《暗黒》から8だ!

【静江】 2D6>=8 (判定:暗黒)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 8[2,6] → 8 → 成功

【静江】 成功した。

【日下部】 おぉ……。

【GM】 おお。幻視は振り払われた。そこにいるのは森田の遺体。遺体が動くはずはない――動くはずはないのだ。

【静江】 「……大丈夫です、彼はもう死にました。死んだのです」一人呟く。

【静江】 ……気持ちを落ち着かせた所で、彼について情報判定をするよ。どうしようかな……。

【GM】 はーいどうぞ! 特技悩みますね。

【静江】 その瞳に一抹の哀しみを浮かべつつ、死体を、探る。《哀しみ》で判定します。

【GM】 OK! どうぞ!

【静江】 2D6>=5 (判定:哀しみ)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 4[1,3] → 4 → 失敗

【GM】 あっ

【静江】 あー、あー……。

【静江】 再挑戦。【生命力】を1減らすよ。風雨は華奢でか弱い彼女の体力を奪っていく。

【GM】 えーと、再挑戦はたしか【好奇心】の分野だけなんですよね。誰かが【お守り】投げたらいけるかと。

【静江】 まじか……!

【日下部】 ああ、シーンにこれから登場すれば使えますか?

【静江】 おう、【秘密】渡すよ!

【GM】 はい、そのへんは私ゆるいのでOKにしてます。

【静江】 ありがとうございます!

一般的な裁定ではない気がするので注意しよう。

【日下部】 そりゃ良い交渉ですね。では出ましょう。

【GM】 では日下部さんが登場し、お手伝いした、ということで、軽く演出してから再判定どうぞっ。

【日下部】 「静江……さま。こんな所に」と息を荒げながら。スープを持っていったら部屋にいなくてビックリ。

【日下部】 そして【お守り】使用。「さあ、早く部屋に戻りましょう」

【霧久】 かぼちゃの冷静スープだから時間がたつのは問題ない。

【日下部】 温まる料理ではなかった。

【静江】 「いえ、私にはやらなければいけない事があります故……」と、再びふらふらと遺体へ。もっかーい!

【静江】 2D6>=5 (判定:哀しみ)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 7[2,5] → 7 → 成功

【静江】 成功! ありがとうございます!

【GM】 成功。では森田の【秘密】を公開します。《拡散情報》ですけど、拡散じゃなくてもふたりがゲットするなら公開ですね。

【日下部】 ですね。

【静江】 どうせ渡しますしね。

NPC『森田 一郎』の秘密

《拡散情報》

森田の死因はよくわからない。実は彼は公安の刑事だ。菊池豊三郎の死に不審を覚え、正体を隠し調査していたのだ。その詳細は別項「森田の警察手帳」を参照すること。

この【秘密】を調べたPCは、【武器】を1つ取得する。

ズボンと手に、灰と燃殻が付着している。「調査項目:暖炉」を追加する。

【日下部】 森田ぁぁぁ! 私を騙していたのかよぉぉぉぉ!!!

【GM】 しゅひぎむというやつが……!

【静江】 わぉ。拳銃を手に入れた!

【GM】 はい、静江さんは【武器】をひとつどうぞ。続けてハンドアウトを公開していきます。

調査項目『暖炉』

一見して何の変哲もない石造りの暖炉。夏にあってその機能を果たすことなく、白い灰と黒焦げた燃え跡だけが見て取れる。

【静江】 では、森田の持っていた拳銃を手に持ち。「……」

【静江】 おもむろに、日下部に向けます。

【日下部】 「これは……警察手帳!? 森田……お前は一体……?」と動揺していて、銃を向けられた事に気付くのが遅れる!

【日下部】 銃を向けられた事に気付き「静江……お前、一体何を……」彼女の目を見据える。そこにあるのは漆黒の闇。

【静江】 引き金は引かれず、静かに銃を下ろし「……ただ、ただ、怖いのです。何もかもが」

【日下部】 内心、胸を撫で下ろしながら「こんな事件に巻き込まれれば誰だってそう感じますよ。ですが忘れないで欲しい。貴女は一人ではない。でしょう?」と闇色の瞳を見つめながら。

【静江】 「何かを見つけることが、知ろうとする事が、たまらなく怖くて」一歩、二歩と歩み、もう片方の手に握られた手帳を差し出し、

【静江】 「どうか……一緒に、開いてはくれませんか。私一人では……開けません……」その手は、寒さか、恐怖か、震えている。

【日下部】 振るえる手にそっと自分の手を重ね、手帳を開くように導きます。「この先に真実があるのなら、私はそれを見極めたい。それが貴女の助けになるのなら」

【GM】 皆さまありがとうございます! では森田の手帳をこちらにもはりますっ!

プライズ『森田の警察手帳』

やや荒い筆跡で、捜査メモが記述されている。関係ありそうな記述は以下の通りだ。このプライズに【秘密】はない。

「調査項目:書斎」を追加する。

【GM】 長いです(早く言おう

【GM】 そして「書斎」が調査項目に追加されます。

調査項目『書斎』

豊三郎の執務室を兼ねていたであろう大きめの書斎だ。いくつかの書籍が乱雑に散らばっている。

【GM】 以上です!

【日下部】 「書斎……あそこに一体何が……?」

【静江】 「主人は……一体、何処に……」

【日下部】 おや。という事は、静江さんもご主人の遺体は見てない?

【静江】 さぁて?

【GM】 (’’

【静江】 思い出したように「日下部さん……屋敷に、戻りましょうか……風邪をひいてしまいます」

【日下部】 「……静江さまは先に戻っていて下さい。私は彼を連れて行きます。どこか一室お借り出来ますか?」

【静江】 「使っていない客間が……清子さんに聞けば、教えてくれるでしょう」小さく身震いします。彼女自身大分身体が冷えてる。

【日下部】 「………。ありがとうございます。細かいことはあとで清宮さんに伺います」これ以上静江さんの精神を波立ててはいけないw

【日下部】 「さあ、では戻りましょうか」えー、羽織ったマントを脱いで静江さんの肩にかけつつそう促しましょう。

【静江】 では、そんな感じでシーンを閉じましょうか。わーいヒロイン(’’

【GM】 では、日下部さんは森田の遺体を部屋に収容しました。はーい、おつかれさまでした!

【霧久】 しかし1サイクル目がほのぼの過ぎた気がする。

【静江】 ほのぼのに見えるけど、実際アレですよね。

【GM】 落差って大事ですから、いい感じだったとおもいますよ!w うん、あと、そう。実際はw

【日下部】 実際のシーンを想像すると、屋敷に入って最初に見かけた人が主人の部屋へ通してくれたらおもむろにそこのソファとかに腰掛けて編み物始めた感じになるんですよw

【清子】 そのとーりですw

【静江】 なにそれやべぇwwww

【GM】 あとで読み返してみよう! コワイよ!

【静江】 ちょっと後でログいただければ!やばいどっか行ってしまったw

【静江】 え、じゃあその後どうなったん……?

【日下部】 私どう反応して演出すれば良いか凄い悩みましたw

2-2. メイドの発見

【GM】 あと1シーンほどいけるかしら。どなたがいきますか!

【清子】 はいー。

【日下部】 どうぞどうぞ。

【霧久】 どぞどぞ。

【GM】 他にいなければ、では清子さん!

 

【清子】 シーン表は振らずで。

【清子】 濡れた服を抱えたメイドが館を気ぜわしく歩いている。

【清子】 「……ああ、忙しい忙しい。奥様が台風の中立ち尽くす物だから、お洋服がびしょ濡れ」

【清子】 「それにしても銃に警察手帳……奥様は警察関係者でしたっけ?」

【清子】 「まあ、些細な問題ですね。ともかく今はお洗濯を考えないと」

【清子】 「……あら? 書斎の扉が開いていますわね……」

【清子】 「そう言えば、"整理"」

【清子】 「してませんでしたわね」

【清子】 (そう言って書斎をのぞき込んで、《整理》で書斎を判定します)

【日下部】 清子さん演出巧いwwwwww

【GM】 うまいwwww

【GM】 実にいいなあ!

【静江】 巧いなぁ。やばいすごい

【霧久】 いい演出ですねぇ・・・

【GM】 この拾いっぷりかっこいい

【静江】 お、行くか。行っちゃうのか!

【日下部】 多分しっかり片付けてはいないだろうなー

【GM】 そうですね! さっき調べたばかりですしね!

【GM】 はい、どうぞ!

【清子】 2D6>=5 (判定:整理)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 7[3,4] → 7 → 成功

【清子】 「……これは……」

【GM】 成功。では、清子さんは、書斎を整理中……

『書斎』の秘密

《拡散情報》

古いアルバムを発見した。「菊池豊三郎」と「老医師・佐伯」は、戦時中、関東軍防疫給水部本部、通称「満州第七三一部隊」所属の戦友同士だった。GMは必要ならば「満州第七三一部隊」の説明を行うこと。

書架に隠された鍵穴を発見する。「ハンドアウト:隠し扉」を追加する。

ハンドアウト『隠し扉』

もし「鍵」があれば、書斎に隠された通路から、新たな地点の探索に赴ける。「鍵の入手」「隠し扉の発見」を両方満たし、かつプレイヤー全員が望めば、サイクルの終了時、クライマックス・フェイズ「地下」に突入する。

【GM】 「満州第七三一部隊」について少し補足しま……

【清子】 「……731部隊。残虐な実験を行ったと言われる医療部隊ですわね。戦争の話は豊三郎様からお聞きしておりました」

【GM】 さすがご存知でしたか!

満州第七三一部隊

正式名称は「関東軍防疫給水部本部」。戦時中、満州(今の中国)に駐留していた秘匿部隊。満州に駐留する陸軍の防疫対策を主として、細菌兵器といった生物兵器の研究が行われていたこと、その際に数多くの人体実験を行った「悪魔の部隊」と噂されている。

(注釈:現在、この説は信憑性に疑問が呈されています。ただ昭和当時、こうした説がさかんにささやかれていたのは事実であり、多くの創作に影響を与えました。本作もそれに倣うものです)

【GM】 という説明をシナリオに書いておきました。共有用にぺたり。

【清子】 「……豊三郎様はK製薬を経営なさっていた。一体、豊三郎様は何をお考えなのでしょうか……?」

【清子】 「……と、お洗濯お洗濯!」

【清子】 そう言って、パタパタと洗濯機に向かっていきます。

【清子】 おしまいですー。

【GM】 おつかれさまでした! いかにも物語にありそうなシーンでした!

2-3. 手がかり

【GM】 では、そろそろ……あと1シーンいけるかしら。

【静江】 いっちゃえー。

【霧久】 自分は問題ないけど。

【日下部】 行けそうですね。

【GM】 OK! ではいってしまいましょう! 日下部さんか霧久さん、どちらがいきます?

【清子】 大丈夫ですー。

【霧久】 私いこうかな……今回まだ動いてないし(

【日下部】 ですよね。どうぞどうぞ。

【GM】 ありがとうございます! では霧久さんで!

 

【霧久】 とりあえず……暖炉って何処にあるんですかね? 適当な部屋でしょうか?

【日下部】 応接室とか食堂とか?

【GM】 はい、食堂あたりをイメージしていますね!

【霧久】 なら食堂へ行きましょうか。一番最初に出てもいますしね。

【GM】 ですねー!

【GM】 食堂。時代がかった暖炉が目に新しい。長い食卓の上は年代物の燭台や花で飾られている。

【GM】 あ、きちんと書いていた(暖炉って)。

【霧久】 んー……日下部さん、一緒に出てくれませんかね?今考えると霧久が暖炉調べる理由が(

【日下部】 了解。

【霧久】 出来ればそちらから誘導したような形で、でしょうかね。

【日下部】 では警察手帳の話を霧久さんにして、暖炉について相談したという事でどうでしょう?

【日下部】 「この暖炉というのは……あの食堂の暖炉で良いのでしょうか。この館には他に暖炉は?」

【霧久】 いいですね、では「ふむ……それなら少々探ってみましょうか。食堂以外ですと……あまりなかったような気がしますからね」

【霧久】 「とりあえずは食堂のものを探してみましょうか」

【日下部】 「そうしましょう。早い方が良さそうだ」

【霧久】 そう言ってひかき棒でも手に取って暖炉の中を不審な点がないか探してみましょう。

【GM】 ごそごそ。はい、ここはゾーキングの余地なく調査判定になります。

【日下部】 それで見つからなければ「ちょっと失礼しますね。直接中から見た方が早い」とか言って暖炉の中に……と、見つかりますか。良かった。

【霧久】 「何か見つかれば、いいんでしょうかね?」といいながら、暖炉の中だから燃え残りなどをうまくよけながら探すって事で《焼却》で判定いいかな?

【GM】 そうですね、まさに焼却、べすとまっち。判定どうぞ!

【霧久】 2D6>=5 (判定:焼却)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 11[5,6] → 11 → 成功

【GM】 惜しいっ。

【霧久】 スペシャルほしかった……。何が出てくるのか。

【日下部】 「さすが勝手知ったる我が家、という所ですか。あなたに相談して良かった」

『暖炉』の秘密

《拡散情報》

燃え滓と灰に覆い隠されたプライズ『燃え残った原稿用紙束』『月形の鍵』を発見する。原稿用紙は燃えてしまっているが、部分的に文章を拾い読めそうだ。

プライズ『燃え残った原稿用紙束』

論文形式と思しき原稿用紙。だが、燃えてところどころ欠損している上、無事な文章の上からも万年筆でぐしゃぐしゃと線で塗りつぶされている。意味の通った記述を読み取るには時間がかかりそうだ。

このプライズを調査するには「知識分野の特技(任意)」で判定が必要だ。

プライズ『月形の鍵』

月の意匠が彫られた大きな鍵。部屋の鍵ではなさそうだ。どこで使うものだろうか?

このプライズに【秘密】はない。

【GM】 以上です。

【霧久】 ではひかき棒でかきまわしてるといつもとは違う感覚でこれは? と取り出すね。

【霧久】 「月の鍵と燃え残りの原稿用紙……ですか?」

【霧久】 「これ読めますか?」とプライズ『燃え残った原稿用紙束』を渡そう。

【日下部】 「森田……お前はこれを探していたのか? それとも……これを葬るべきだと思ったのか……」燃え残った原稿用紙を受け取りながらモノローグでそんな事を考えます。

【日下部】 「……少々ですが無事な部分もあるようだ。目を通してみますよ」と返しておきます。

【霧久】 「こっちの鍵はなんでしょうね……とりあえず私がもっておきましょうか? それとも日下部さんが持っておきますか?」

【日下部】 システム的には次の手番で色々調べられるようにしておきたいからなぁ。「では預からせて頂いても良いでしょうか」と。

【霧久】 「じゃあ渡しておくよ」と言ってプライズ『月の鍵』も日下部に渡しましょう。

【GM】 はーい。

【日下部】 「ありがとうございます。信じて下さって」と礼を言おう。

【霧久】 「いえいえ、こういう時は信じ合うのが大切ですよ」と返礼しよう。まあこの辺りでシーンエンドかな?

【日下部】 「ええ、そうですね……では私は部屋で原稿に目を通す事にします。何かありましたらそちらへ」

【日下部】 そうですね。こちらもシーンエンドでOKです。

【GM】 はーい、お疲れ様でした!

【霧久】 「分かりました。では私は何か温かい飲み物でも用意しておきましょうか」と言って厨房にいこう。

【霧久】 でシーンエンドね!

【GM】 お疲れ様でした!

【GM】 それでは1時を過ぎましたので、本日はここまでといたしましょう。皆さま、お疲れ様でしたー!

【霧久】 はい、お疲れ様でしたー。

【静江】 お疲れ様でしたー!! インセイン楽しい!

【日下部】 お疲れ様でしたー!

【清子】 おつかれさまでしたー。

2-4. 誰が××を殺したか?

【GM】 ではでは!

【GM】 インセイン「子午線の羊」第三夜、はじめていきましょう。みなさま、よろしくお願いします!

【GM】 どんどんぱふぱふー。

【霧久】 よろしくお願いしまーす!

【清子】 よろしくおねがいします!

【静江】 よろしくお願いしまーす!

【日下部】 よろしくお願いしますー!

【GM】 前回のまとめ:家探しした。

【日下部】 何という要約力。

【GM】 秘密が散らばっていてうまくまとめるの難しいですね!

【GM】 ということで、第二サイクル最終シーン、日下部さんの手番です!

【日下部】 「変わり果てた姿となった友の事を考える。森田、お前は一体何を見たんだ……?」(日下部の手記より)

【日下部】 NGST

【サイコロ】(ころころ):根堅館シーン表(8) → 食堂。時代がかった暖炉が目に新しい。長い食卓の上は年代物の燭台や花で飾られている。

【静江】 まだ食堂かよ。

【霧久】 さっきの暖炉探しの続き?

【GM】 前シーンは霧久さんと暖炉探しして、日下部さんに託したところでしたね。なるほど続きは道理。

【日下部】 んー……前回のシーンの後一度部屋に戻った後、時間を置いてまた暖炉の元に足を運んだという事でも良いでしょうか。

【GM】 はい、構いません。

【日下部】 ありがとうございます。では清子さんに出て貰っても良いでしょうか。

【清子】 「……どうなさいましたか? 日下部さま」

【日下部】 俺は皓々と燃え上がる暖炉を見つめながら森田に思いを馳せています。

【清子】 「あら、コーヒーをすぐに持ってきますね」

【日下部】 「ありがとうございます」と礼を言いつつ。

【日下部】 運ばれたコーヒーに口を付け、迷う素振りを魅せながら「貴女は……その。静江……様と記憶を共有している訳ではないのですか?」

【清子】 「……ええ。そもそも静江様は私の仕えるお方」

【清子】 「別の人間が記憶を共有したら、おかしいですよね」

【日下部】 迷いなく答える彼女の表情を見て「そう、ですよね……失礼しました」「……では、彼女が何を考えているか知りたくはありませんか?」

【GM】 ほう、そっちに。

【霧久】 プライズ探るんじゃなかったのか。

【静江】 うな? うわあああぁぁぁぁぁ

【GM】 HAHAHAHA

【日下部】 プライズはプライズで調べたいんですけどね……

【清子】 「……奥様の考えを深く詮索することは考えておりません」

【日下部】 「貴女はそうでしょうね。であれば、やはり俺がやるしかなさそうだ」という事で、静江さんの【秘密】を調査しようと思います。

【GM】 はーい。では、指定特技の決定と演出をどうぞ。

【日下部】 豊三郎の死亡時の資料などから手がかりを探ってみましょう。当時の《メディア》を調べるという事で。

【GM】 OK、では判定どうぞ!

【日下部】 2D6>=5 (判定:メディア)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 5[1,4] → 5 → 成功

【日下部】 あっぶ!

【GM】 日下部さんと霧久さんは情報共有しますので、おふたりにお渡ししますね。

【GM】 渡しました。

【日下部】 (うけとって)あははははは

日下部は静江の【秘密】を読む。そこにはこう書かれていた。

PC2『菊池 静江』の秘密

あなたは自分が精神錯乱状態にあると自覚している。あなたは完全な記憶喪失だ。いつからなのかは、あなた自身にも定かではない。違和感と恐怖に苛まれる日々が続いている。 あなたは突然の来訪者2名に怯えている。誰かに知られてはならない「何か」を、彼らに探られてしまうのではないか。

あなたの【本当の使命】は【この館の秘密を探る者を殺す】ことだ。

そしてあなたは秘密を嗅ぎまわる「森田」を殺害した

ショック:全員 恐怖判定:《驚き》

【日下部】 日下部 剣:2D6>=5 (判定:驚き) 「バカな……まさか!」驚きの恐怖判定!

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 6[1,5] → 6 → 成功

【霧久】 私もやりますねぇー

【霧久】 2D6>=8 (判定:味)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 3[1,2] → 3 → 失敗

【GM】 あっ

【静江】 あっ……

【清子】 あああ……

【GM】 おめでとうございます。2枚目です。

【霧久】 失敗か。じゃあここでオープンだ。

【どどんとふ】 「菊池 霧久」がカードを公開しました。「恐怖症」

【GM】 おお!?

狂気カード『恐怖症』

トリガー:自分が恐怖判定に失敗する。

それを見るのも触るのも耐えられない。自分が新たに【恐怖】を公開するまで、【恐怖心】に指定されている特技が使用不能になる。

【どどんとふ】 「菊池 霧久」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【霧久】 (狂気カードを読んで)ハハハ(

【GM】 霧久の【恐怖心】だから《時間》か。端っこじゃないかちくせう。

【日下部】 「そうか、彼女が……」手を頭に当ててかぶりを振りながら。

【日下部】 ややあって清子さんの方に視線を戻して「清子さん。今まで俺は貴女と手を組めると思っていたのですが……残念ながら、それも難しいようだ」と告げます。

【清子】 「……」

【日下部】 さて、このままだとクラッシュする様子。ここからどう協調路線にリカバーしようかなw

【GM】 あ、ほそく。彼女の【使命】は書き換わってますよ。

【霧久】 へ?

【日下部】 【秘密】の通りって事ですよね?

【霧久】 ああそうか。

【日下部】 まあ違う可能性もありますけど……

【GM】 【秘密】に書いてるのはデフォルトのやつなので、いまの【使命】は、拡散情報(清子さんの【秘密】のほう)です。

【日下部】 ん……? ああ、なるほど。ああ、それだとこの演出じゃおかしいですね。

【GM】 おっと、言ってよかった。そうですね、失礼!

【GM】 あなたの【本当の使命】は 【真実を突き止める】、あるいは思い出すことだ。この秘密が開かれたとき、静江の【本当の使命】をあなたのそれで上書きする。(清子さんの【秘密】より

【静江】 大丈夫、キケンジャナイヨー

【GM】 (もう)危険じゃないよー

【清子】 「……さて」

【清子】 「……あなたが真相に至りたいというなら、その点では”私は”協力させていただきますが」

【清子】 「奥様にいかなる事があっても、私は私。奥様は奥様です」

【日下部】 「真実の内容次第では……俺は君の主人を告発しないといけないだろう。君はどうする。俺を止めるかい?」

【清子】 「ええ。止めません」

【日下部】 「良いのか?」

【清子】 「償わなければならない罪は償うまでです。そこに主従はありません」

【清子】 「私は奥様に使えているわけであって、奥様の体の一部ではありません」

【清子】 「……言い様によっては体の一部ですが、私は別の人間です。お忘れなきよう」

【日下部】 「罪は罪か……先刻の言葉は撤回させてくれ。君は信用出来るひとのようだ」

【日下部】 「俺は森田が遺した資料の断片を持っている。調べたければ声をかけてくれ」と情報を共有。

【清子】 「……承りました」

【GM】 はい。静江さんの【秘密】を公開かな?

【日下部】 んー。今までの演出だと公開確定ですか?

【日下部】 そうでなければ未公開でも良いかなーと。

【GM】 あ、資料を持ってることを共有、ですね。はい、それなら未公開で構いません。

【清子】 えーと……

【清子】 森田さんの情報がフレーバー的に渡ったと解釈しています。

【GM】 はーい了解。システム的には授受なしで受領です。

【日下部】 「……もうこんな時間か。少しは身体を休めておかないと。付きあわせて済まなかったね」と清子さんに言って退場しましょうかね。

【清子】 「ええ。お休みなさいませ。明日は復旧するといいですね」

【GM】 はーい、お疲れ様でした!

【日下部】 「ああ、そうだね……おやすみ」でシーンエンド!

3. メインフェイズ第3サイクル

【GM】 では  もともとそんなに数がないとはいえ、マスターシーンのトリガーが引かれないっ。3サイクル目です!

【日下部】 はい。トリガーは引きませんー

【日下部】 誰から動きましょうか。

【GM】 はい、サイクルが代わりましたので行動順リセットです。誰からいきましょう?

【霧久】 何処でもいいかなー

【静江】 どうするー?

【日下部】 こちらは後でも良いかなーと

【静江】 先に行こうかな。

【霧久】 どぞどぞー

【GM】 清子さんはどうです?

【清子】 いつでもいいかなあと。ただ、最後は静江さんの【秘密】欲しい……。

【GM】 OK、では静江さんのシーンです。

3-1. 虚ろな瞳

【サイコロ】(ころころ):根堅館シーン表(6) → あなたに割り当てられた寝室。高級家具一式は手入れが行き届いているが、なぜか荒涼とした印象を受けた。風雨が力強く窓を叩く。

【静江】 では、自室で安楽椅子に揺られながら、ぼんやりとしています。

【静江】 「……私は只、こうして静かに暮らせる事が出来れば、それで良かったのに……」

【静江】 「主人がいなくとも、清子さんと二人でいられれば、それで良かったのに……こんな私など、誰にも見つからなくても良かったのに……」

【静江】 「二人は分かりました。ですが……」何で、戻ってきたの?

【静江】 根堅館の随所には、彼女(と清子)にしか分からぬ罠が仕掛けてある。それは些細な罠。掛かった者の心の内まで明かしてしまう程度の些細な、そしてそれ自体は無害な罠。

【静江】 「貴方は、何を考えているのかしら?」罠で霧久さんの【秘密】を調べます。

【霧久】 なんかビガミっぽくなってきた(

【日下部】 衝撃の事実<トラップ館

【清子】 知らなかった!(当然)

【霧久】 これ判定に失敗したら本当に忍びになりそうなんだけど(

【GM】 OK、判定どうぞ!

【静江】 2D6>=5 (判定:罠)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 3[1,2] → 3 → 失敗

【GM】 あっ

【静江】

【GM】 忍法・館返し。汝己の術中に嵌ったり!(ばばぁーん!

【霧久】 ちょwまじで忍びにw

【日下部】 地上が地下に、地下が地上に!

【清子】 ニ ン ジ ャ 決 定

【霧久】 ちがーう!ただの料理人だぁぁ!!

【日下部】 ニンジャ? ニンジャナンデ!?

【静江】 アイエエエ……

【GM】 《兵糧術》を持ってる御斎忍者か……

【GM】 えー、どなたか登場して【お守り】使うひとー。

【霧久】 自分は登場しませーん。

【日下部】 日下部さんはもう以前使ってしまいまった。

【静江】 ぐぬぬー。

【日下部】 いるじゃない、貴女のイマジナリーなあの人が!

【GM】 清子さん頼みかな。

【清子】 それではどこからともなく声が聞こえます。

【静江】 ありがとう清子さん!

【清子】 「(……私をご用命でしょうか)」

【清子】 【お守り】使います

【GM】 OK、では振り直しどうぞ!

【静江】 では、扉が開くのを見て、入り口に向かってにっこり微笑みますよ。「あら、清子さん。丁度いい所に……」

【日下部】 何で扉開いたの!?

【GM】 ニンジャ。

【日下部】 コワイ!!

【霧久】 忍者じゃないんだああ

【静江】 あぁ、自分で開けて戻ってにっこり微笑みました。

【GM】 怖い!w

【日下部】 うわーいww

【静江】 2D6>=5 (判定:罠) もっかーい!

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 4[1,3] → 4 → 失敗

【GM】 あああっ

【清子】 空耳でした。

【GM】 え、えーと。他の方、いませんね?;;

【日下部】 得意分野でもないですか……。

【静江】 うん……。

【日下部】 そうかー。しかたないね!

【GM】 仕方なかった。仕掛けた罠からは声は聞こえず。霧久の存在感はあまりに希薄であった。

【静江】 ごめんなさい……。

【日下部】 きっとそれだけ静江さんの心の傷が深かったとかですよ!

【霧久】 そ、そうですよ。

【GM】 それに、3サイクルにして余裕が出来ましたからね。演出続きどうぞっ。

初回卓では、このシナリオのリミットは2サイクルだった。ギリギリすぎた。

【静江】 「……あら、気のせいですか……。ですが、このままでは……早く、何とかしないと……でも……」脳裏を日下部の言葉がよぎる。

【日下部】 『この先に真実があるのなら、私はそれを見極めたい。それが貴女の助けになるのなら』

【静江】 自らの肩を抱き「でも……分からない……知るのが怖いの……。誰か、清子さん……早く、来て……」

【清子】 「(もうしわけありません……ただ……あなたがどうしても遠くなった……)」

【清子】 「(どうしてでしょう……すぐおそばにいるはずなのに……)」

【清子】 「(おくさま……)」

【静江】 「もう、いっその事――また」闇色の瞳に、涙が浮かぶ。あの時からずっと肌身離さず持っていた鉄の塊が、手の中で重みを増した。

【静江】 シーン閉じます、皆さんごめんなさい……【秘密】抜けなかったよ。

【清子】 いえいえ。

【GM】 はーい、お疲れ様でした。出目はしょうがないっ

3-2. 光差すほうへ

【清子】 そいではシーンやりましょうかねえ。

【GM】 はーい。霧久さん日下部さんOKです?

【霧久】 別にいいですよーどぞどぞ。

【日下部】 OKですよー。

【GM】 では。

 

【清子】 シーン表は無しで。

【GM】 はい、OKですよー。

【清子】 ドラマシーンで、狙うのは、霧久さんの【秘密】です。

【清子】 「……奥様が心を閉ざされては私は出られない」

【清子】 「……そうなっては奥様は破滅するだけ。それは絶対に避けなくては」

【清子】 「何としても、霧久様の正体を明かさなくては!」

【清子】 "愛"さえあれば何とかなるはず。奥様への《愛》で情報を調べます!

【GM】 あー世界救っちゃいそうですしね。OK判定どうぞ!

【清子】 2D6>=5 (判定:愛)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 5[1,4] → 5 → 成功

【清子】 おおう。あっさり出たけどぴったんこw

【GM】 では、清子さんと静江さんにお渡しします。

【静江】 わーい!

【GM】 お渡ししました!

【清子】 「奥様……ゆっくりお休みください」

【日下部】 さて、どんな【秘密】なのやら。

【清子】 「……あなたの涙は見たくありません」

【清子】 「……日下部様」

【清子】 「……私は今あなたの夢におります」

【霧久】 夢の中きたw インセイン……だよな?

【日下部】 多分対象の脳内に語りかけるトラップがですね。

【霧久】 静江さん大丈夫かなぁ……

【GM】 メタな演出です! といえばリアルリアリティとゆるさを両立できます!

【清子】 「何か欲しいものはございますか?」

【日下部】 話しかけられてた。そうですね。霧久さんの【秘密】が。

【日下部】 「真実が欲しい」

【清子】 「……かしこまりました」

【清子】 「……ただ、私は心に生きる魔物。心を知ることが出来ても、現実を変える力はありません」

【清子】 「あなた様が世界を変えてください」

【清子】 「……ただ私にもわがままを1つだけ」

【清子】 「……奥様について知って、私も安心したいのです」

【清子】 「よろしいですか?」

【日下部】 「俺にそんな大それた力は無いよ。俺はあくまで真実を明らかにしたいだけさ」

【日下部】 「そして、それは君にも齎されるべきだ。彼女について知りたいのなら教えるさ……後悔しないなら」

【清子】 「はい」

【GM】 OK、では、静江さんの【秘密】、霧久さんの【秘密】、どちらも公開ですね。

【日下部】 はーい。こちらも公開しますー。

【GM】 はーい。では、ふたつとも、改めてこちらに貼ります。さきに霧久さんの【秘密】から。

PC3『菊池 霧久』の秘密

あなたは完全な記憶喪失で、気づいたら館にいた

あなたは不安でならない。一体、自分は何者なのか? あなたの【本当の使命】は【誰かにあなたへの『プラスの感情』を取得させ、その人物と共に生き残る】ことだ。そうすれば、恐怖に苛まれる日々から解放されるだろう。

清宮清子(PC4)という人物は、そもそも実在しない。清子の行動・発言は、すべて静江が行ったものと解釈すること。静江は明らかに錯乱している。

ショック:静江

【日下部】 ハハハ

【GM】 ふふふ。

【GM】 続けて、静江さんの【秘密】を。

先ほど貼りましたが、公開になったのでもう一度。

PC2『菊池 静江』の秘密(再掲)

あなたは自分が精神錯乱状態にあると自覚している。あなたは完全な記憶喪失だ。いつからなのかは、あなた自身にも定かではない。違和感と恐怖に苛まれる日々が続いている。 あなたは突然の来訪者2名に怯えている。誰かに知られてはならない「何か」を、彼らに探られてしまうのではないか。

あなたの【本当の使命】は【この館の秘密を探る者を殺す】ことだ。

そしてあなたは秘密を嗅ぎまわる「森田」を殺害した

ショック:全員 恐怖判定:《驚き》

【GM】 このふたつの【秘密】が並ぶと爽快ですね。では清子さん、恐怖判定をどうぞ!

【清子】 《恥じらい》から……

【清子】 2D6>=8 (判定:恥じらい)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 3[1,2] → 3 → 失敗

【清子】 「……!」

【GM】 わぁい。

【静江】 お、【お守り】いります!?

【清子】 「……やはり……奥様は……」

【清子】 要りません……成功する目の方が低いノで……

【GM】 たしかに、8ですしね。狂気カードだひゃっほう!

【どどんとふ】 「清宮清子」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【静江】 ふえぇ……

【清子】 一枚くらいは引きたかった。

【日下部】 このままだと【狂気】なしでセッション終わるわー残念だわー

【霧久】 いや、クライマックスでいろいろあるでしょう(

【日下部】 「……君に伝えるべきか迷ったよ」

【清子】 「……わかりました」

【清子】 「それなら、奥様を正しい道に導くまで」

【清子】 「それが私に出来ることです」

【日下部】 「ああ、彼女には陽の下に戻って来て欲しいからね」

【日下部】 「その為なら、俺も協力するさ」

【清子】 「よろしくおねがいします」

【清子】 そう言うと日が差し込んできます。

【日下部】 「こちらこそ。……ところでこれ、どうやって目を覚ませば良いんだい」

【清子】 「……起こしに参ります。ご安心を」

【清子】 ここでシーン締めますね。

【GM】 はーいw

【日下部】 はいw

【GM】 お疲れ様でした。

3-3. こころの温もり

【GM】 では、第3サイクル第3シーンいきましょう。どちらからにします?

【霧久】 うーん……どうしましょうかね。

【日下部】 正直この状況ならどちらが動いても……という気もしますが。

【日下部】 霧久さん、今日はまだ動いてないですよね。シーンやります?

【霧久】 そうですね、なら先やりましょうか。

【GM】 はーい了解っ。

 

【霧久】 さて、とりあえず静江さんのために動くか。

【日下部】 おや。

【霧久】 来訪で先程静江さんが休んでた寝室へといきましょうかね。

【GM】 どうぞどうぞ。

【霧久】 コンコンと扉をノックする。「静江さん、お食事持ってきましたよ?」

【霧久】 そう言って扉前で待つ。出たくなかったら返事なしでいいので。

【静江】 「霧久さん……」暫し迷い「……何でしょう、か」

【霧久】 「朝ぬかれましたでしょ? もしかしたらお腹がすいてるのではと思いましてね。入ってよろしいですか?」温かそうな匂いがただよってくる。

【静江】 「では、少しだけでも、頂きましょうか……」僅かの警戒心の籠る声ではあるものの、入室許可出しましょう。

【霧久】 では、扉をあけて料理を静江さんの前に持ってきます。「鮭の塩焼きとみそ汁です。食べ終わったら適当においててくれればいいので」と言って部屋から出て行こうかな。

このリプレイの編集中も深夜である。飯テロ許さない。

【霧久】 そしてこの料理で静江さんの【正気度】を回復させたい!

【静江】 わーい、ありがとうございます!

【静江】 「あっ……少しだけ……」と、少し呼び止めていいですか?

【霧久】 「ん? なんでしょうか?」と振り向いて止まりますよ。

【静江】 「あの……」出かけた言葉は呑み込み「……ありがとう、ございます」静かに微笑む。

【霧久】 「いえ、私にはこうやって料理を振る舞う事しか出来ませんから」そう言って再び歩き出そうかな。

【霧久】 というわけで《味》で回復判定をしますね。目標は静江の【正気度】!

【GM】 どうぞ!

【霧久】 2D6>=5 (判定:味)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 8[3,5] → 8 → 成功

【霧久】 という訳でおいしい料理に舌鼓を打ってください。

【GM】 成功! 日常的な料理に心が癒やされたのでしょう。静江の【正気度】が1点回復します。

【静江】 お味噌汁を一口、口に含み、「……おいしい」目を細め、顔をほころばせます。

【霧久】 そんな静江が笑顔を見せた所でシーンエンドかな。

【GM】 はーいお疲れ様でした!

3-4. 絵画は問いかける

【GM】 では、……いけるな。メインフェイズ最終シーンにいきましょう。

【GM】 最後のシーンプレイヤーは日下部剣さんです! どうぞー!

【日下部】 あ、ちなみに【嘆願】って最終シーン終わって、クライマックスの前に宣言する事って出来ます?

【GM】 あ、それがあったか。OKです!

嘆願:成功すれば手番を増やすことができるアビリティ。ただし【正気度】が下がる。

【日下部】 ありがとうございます。では……再訪でシーンは食堂を指定。

【日下部】 皆さんよろしければ登場して頂けますか。

【霧久】 私はいいですよ。

【清子】 OKですー。

【静江】 お、おーけーですー

【霧久】 あれなら昼食、もしくは夕食にでもしますか?

【日下部】 そうですね。食事時にしましょうか。この後クライマックスですし、夕食後クライマックスって怖いので昼食を希望します。

【清子】 はーい。

【GM】 あ、  まあべつにいいか。

【静江】 えっ

【霧久】 ん?

【GM】 (台風が何日も留まってるのはおかしいので、メインフェイズで昼から夕方、クライマックスで夜くらいのイメージでした)

【霧久】 まあ、最初朝食だったし。

【GM】 うむ! 深く考えないことにしましょう!

【日下部】 あ、夕食後クライマックス怖いっていうのは現実逃避系のムーブですので、夜がクライマックスで一切問題ございませんw

【日下部】 このシーンで話し合ってる内に時間が過ぎ去ってたりするんじゃないですかね

【GM】 ですね!      夜のほうが怖いので(重要)

【静江】 ひいっ。

【霧久】 では昼食を準備して運んできましょうかね。ちゃんと3人分を。

【日下部】 「皆さん、食事の前に聞いて下さい」と言いつつ目の前の卓に燃え残った原稿用紙を置いて「これは、霧久さんと俺が暖炉から発見したモノです」

【霧久】 「あ、読めましたか? そちらのものは」

【静江】 「……原稿用紙? どうして暖炉に……」

【日下部】 解読した前提で話をつなぎたいので先に判定をしましょう(提案)。

【霧久】 そうですね、重要です。読めなかったら読めなかったでロールプレイ出来るだろうし。

【GM】 お守りいっぱいあるし大丈夫でしょう(フラグ)。

プライズ『燃え残った原稿用紙束』(再掲)

論文形式と思しき原稿用紙。だが、燃えてところどころ欠損している上、無事な文章の上からも万年筆でぐしゃぐしゃと線で塗りつぶされている。意味の通った記述を読み取るには時間がかかりそうだ。

このプライズを調査するには「知識分野の特技(任意)」で判定が必要だ。

【日下部】 原稿用紙はボロボロで、本来文字を読み取るなど出来るハズもないのですが……「化学」的処理を施す事で一部解読に成功する事もあるのですよ。

【GM】 はい、OKです! 判定どうぞっ。

【日下部】 2D6>=5 (判定:化学)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 8[4,4] → 8 → 成功

【日下部】 セーフ

【GM】 成功です。先に日下部さんと、共有して霧久さんにお渡ししますね。

【日下部】 お願いしますー。

【霧久】 はい。

【日下部】 「数少ない手がかりですから。何とか解読してみましたよ」と先ほどの霧久さんの質問に答えておきますね。

【霧久】 「そうですか、ならあなたに任せてよかった」

【清子】 「……どのような内容でしたか?」

【GM】 はい、お渡ししました。

【日下部】 これは凄い事になって来たぞー。

【静江】 あー、あーあー……。

【霧久】 本当にねぇ……。

【日下部】 2D6>=6 (判定:化学) えー,返答の前に恐怖判定をしておきますねー。

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=6) → 10[4,6] → 10 → 成功

【霧久】 2D6>=9 (判定:味) そうですねぇー

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=9) → 9[4,5] → 9 → 成功

【GM】 く、その目標値で成功か。

【霧久】 失敗するかと思ったのに成功した!

【日下部】 さて、内容ですね。「この館の本来の主……菊池豊三郎氏は、かの七三一部隊の所属だったそうですね」

【清子】 「……はい」

【霧久】 黙って聞いてる。

【静江】 「主人が……そんな所に」たぶん、情報として以外は知らされてなかったと思う。

【日下部】 「この原稿には、どうやらその研究の一部が記されていたようですね」と言いつつ……さて、この情報をデータ的に渡すべきかどうか。

【霧久】 「私は気になるので聞きましょう」情報を聞くという事で情報を知ったスタイル。

【清子】 「私も聞きます」

【静江】 「……あの、私も、知りたいです。だって、日下部さんは私に仰ってくれたではありませんか。私も……少しでも、真実を知りたい」

【静江】 「知る事で、私の身に何があろうとも」

【日下部】 「今俺達が陥ってるこの状況に、ここに書かれている事が関わっているなら……」と言いにくそうに言葉を詰まらせ迷いますが、静江さんの言葉を聞いて「……そうでしたね。真実には向き合わなければ」

【日下部】 という事で皆さんに情報を渡します。

【GM】 では、公開します。

プライズ『燃え残った原稿用紙束』の秘密

読み取れた記述は以下の通りだ。

「”Summery(要約)”

”――死体に与える電子刺激パターン変化による屍者の行動様式の変化とその解析”

”――特殊な菌株をヒト死体内部に繁殖、一定パターンによる電子刺激を与えることで、死体が生きているかのよう活動を開始する”

”――菌類による運動神経の乗っ取りは生物界において普遍的であり、とりわけ昆虫類に多く見られる。本論文は、菌類による死体の運動神経掌握……”

”――活動開始した屍者の行動様式について”

”――菌に与える電子刺激パターンを変えることで行動・姿勢制御に変化があることは認められているが、その法則解明については更なる検証が必要であり、一度は研究が頓挫”

”自然言語を電子刺激パターンへと翻訳する手がかりとして、この「ド*ン*書”

”(やや荒い筆跡、コメント調で)マルタが足りない” 」

この秘密を知った者は《生物学》で恐怖判定を行う。

【GM】 以上です。まずは恐怖判定をどうぞっ。

【清子】 2D6>=7 (判定:整理)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 7[3,4] → 7 → 成功

【静江】 2D6>=8 (判定:整理)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 10[4,6] → 10 → 成功

【GM】 出目いいなあ!

【静江】 さっき出て欲しかったなぁ!

【清子】 「……昔読んだ小説にありましたね……死んだ人が蘇るなんて」

【GM】 では突然ですが、ここで臨時のマスターシーンを挿入します。

マスターシーン:フラッシュバック

【GM】 登場人物は静江さんと清子さんです。舞台は、あなたたちの心のなかです。

【GM】 ”原稿用紙に記された内容を聴くにつれ” ”あなたの脳裏に去来する、様々な光景、その断片――”

 

”『残念だ。実に残念だよ』懇願。哀願。必死で手足を動かそうとする。だが、動けない! 『それでは、始めよう』激痛、混線――

 

原稿用紙束を抱え、走る。呼吸が苦しい。これは、これは存在してはいけないものだ! 暖炉にぶちまけ、燭台に手を伸ばす――

 

虚ろな瞳で、揺らめく炎を見つめ……

 

...

..”

 

【GM】 ”……ぼやけた視界の焦点が合わさり、あなた/あなたたちは、現実感を取り戻す。体中、汗だくだ。”

【清子】 「奥様……」

【GM】 ”気分を落ち着かせれば、あなたは、これまで押し隠していた違和感が、もはや自らを騙しようのないほど、いっそう増していることに気付く。”

【GM】 ”ふと、視線を落とす。目に入るのは、飲み物の水面に映る、あなた自身の姿。”

【GM】 ”……その姿に、あなたは。どうしようもないほど、違和感を感じるのだ。”

【霧久】 うわぁ……

【静江】 うおおぉ……

【日下部】 あ、これアカン奴や

【清子】 うおおおおおおおおおおおおお!

【GM】 静江さんと清子さんは、ここで《暗黒》による恐怖判定をどうぞ。終わりましたら、シーンをお返しします。

【静江】 「ぁ……」

【清子】 2D6>=9 (判定:メディア)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=9) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(判定成功。【生命力】1点か【正気度】1点回復)

【GM】 すげえメンタル!?

【霧久】 おうw

【静江】 持ってるんだなこれが……

【静江】 2D6>=5 (判定:暗黒)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 9[4,5] → 9 → 成功

【GM】 お互い成功。清子さんタフですね!

【GM】 では、シーンを日下部さんにお返しします。続きをどうぞ!

 

【静江】 俯き、少しばかり息が荒く。

【日下部】 静江さんと清子さんの様子がおかしいので声をかけますよ。「………。大丈夫ですか?」

【静江】 「……え、えぇ、大丈夫です」少しずつ、少しずつ気分を落ち着かせて。

【日下部】 この情報を知って、静江さん達は目に見えて反応を見せましたが霧久さんはそんな事がないんですね。内心で「なぜか……?」と呟いておきます。

【清子】 「……1つ推測できることとして……」

【静江】 本当ならばもっと取り乱してもおかしくないこの状況。だって、この違和感は、間違いなく……。

【霧久】 「……その記述に書かれてることが本当なら……」と少しボソリと呟いておきます。

【清子】 「このからだが何者かの死体……と言う説は今の時点で推測できるでしょう」

【静江】 自分が酷く冷静なのが、逆に心の隅に違和感が残る、が。

【日下部】 「………」清子さんの推測には無言で応えましょう。

【静江】 「私は……本当は、誰なのでしょうね……日下部さん」

【静江】 この辺りで、秘密公開してもいいですかね。日下部さんの【秘密】。

【霧久】 私はどちらでも。

【日下部】 どうぞどうぞ。

【GM】 どうぞどうぞー。あ、では貼りますね。

PC1『日下部 剣』の秘密(再掲)

あなたは静江(PC2)の昔馴染で、好きだった。暫く会ってなかったが、菊池豊三郎の葬儀取材で、偶然再会した。その際静江はただならぬ様子であり、何か事件に巻き込まれていると直感した。あなたの【本当の使命】は【真相を突き止め、静江を解放する】ことだ。

清宮清子(PC4)という人物は、そもそも実在しない。清子の行動・発言は、すべて静江が行ったものと解釈すること。静江は明らかに錯乱している。

ショック:静江

【霧久】 へぇ……そうだったのか。ならさっき【正気度】回復させて正解だったかな。

【日下部】 「貴女は……貴女は確かに菊池静江だ! その顔、その声……間違えようもない、俺の……幼馴染だ」

【日下部】 ※身体は

【GM】 台無しだーーー!?w

【日下部】 だってアイツ暫くぶりに話したらイマジナリーなフレンド飼ってんねんで!

【日下部】 言葉の途中で勢いが失われてます。

【霧久】 「!? 静江さんの幼馴染だったのですか……」とちょっとびっくり。

【静江】 「……そう、なのかもしれません。ですが、私は最早、日下部さんの知っている菊地静江ではないのかもしれません」

【日下部】 「それは……!」否定したいがその根拠がないので黙り込みます。

【日下部】 日下部さんは何かカッコよく断言したいんですが根拠が何もなくて困っています!

【日下部】 霧久さん助けて!(SOS)

【GM】 ふふふふ

【静江】 主人公力を発揮する時だ!

【清子】 「……奥様……」

【静江】 「それでも……よろしいのですか?私は、貴方を……知らないのですよ?」俯きます。

【清子】 「……(少し私が出づらくなったのですが……)」

【清子】 「……(あなた、楽しそうです。久しぶりにはじめてみました)」

【清子】 「……(あなたの孤独を見たそうとする欲求が強くなればなるほど、私は出づらくなる)」

【清子】 「……(素直なあなたでいてください)」

【日下部】 「貴女は俺の幼馴染のままじゃないかもしれない……だけど、記憶が失われているだけなのかも知れない。今はまだ、何かを決めつけるべきじゃない」

【静江】 「……ありがとう、ございます」俯いていた顔を、少し上げて少し力の抜けたような、笑み。

【静江】 「決めるには……まだ、穴が空きすぎています」

【日下部】 「……行きましょう。それを明らかにする為にも」という事で、書斎の隠し扉に皆で向かいませんか。

【清子】 はーい。

【静江】 お、おう。

【霧久】 「……せめて食事食べてからにしましょうか」とつっこみますよ。料理人として。

【GM】 あ、そうですね。クライマックス前に確認する予定でした。隠し扉に行くかどうか。

【日下部】 「……失……礼、気が逸っていたようです」

【霧久】 「お腹をすかせたままだと満足に動けないかもしれませんしね」

【静江】 「そうですね。では……」静かに手を合わせて「いただきます」

【日下部】 「いただきます」

【霧久】 「しっかり味わってから向かいましょう。それに何があるか分からないのですから準備もね?で は、いただきます」そう言って食事に手をかけましょうかね。

【日下部】 食事を始めるPC達、というところでシーンエンドでしょうか。

【清子】 ですね。

【霧久】 とりあえず次回は地下へかな。

【GM】 はーい、お疲れ様でした!

【静江】 わーい!

【GM】 そうですね。次回の頭に確認しようと思っておりますが、次からクライマックスです。

【静江】 はいな。

【霧久】 はーい。

【日下部】 クライマックス楽しみです!

【GM】 地下施設に何が眠っているのか! 本日はここまでとします。皆さま、お疲れ様でしたー!

【霧久】 お疲れ様でしたー

【静江】 お疲れ様でしたー!

【清子】 お疲れ様でしたー。

【日下部】 お疲れ様でしたー! われわれは何処から来たのか、われわれは何者か、われわれは何処へ行くのか

【GM】 最後にドヤ顔でコレを貼ります( われわれは何処から来たのか、われわれは何者か、われわれは何処へ行くのか!

【清子】

【日下部】 菊池家にその質問に答えられる者はいるのか!クライマックスに乞うご期待!

【GM】 いるのか! 乞うご期待!

4. クライマックス・フェイズ

【GM】 ではでは。

【GM】 準備はよろしいでしょうかッ!

【清子】 はーい

【日下部】 OKです

【霧久】 おkです

【静江】 はいなー

【GM】 ありがとうございます! それではインセイン「子午線の羊」クライマックスフェイズをはじめていきます!

【GM】 みなさまよろしくおねがいしまーす!

【霧久】 よろしくお願いしまーす。

【静江】 よろしくお願いしますっ!

【清子】 宜しくお願いいたします。

【日下部】 お願いします!

【GM】 皆さんは真実を求め、地下施設への扉を開きます。

【GM】 そこでは、果たして何が待ち受けているのか――

4-1. 饐えた回廊

【GM】 ”地下に降りて君たちがまず一番に感じたことは、鼻をつく饐えた臭いだ。”

【GM】 ”隠し扉の奥は暗く、細く、通路はすぐに行き止まり、君たちは金属制の梯子で地下へと降りることとなった。照明は故障しているのか、いくら押してもしても暗いままだ。窓も見当たらない。手持ち灯りが必要だろう。

【GM】 目の前には長い回廊が伸びており、暗闇の奥へと続いている……饐えた臭いの発生源は、この先だ。”

【GM】 ということで、ここからは描写・応酬のレスポンスで進めて行こうと思います。

【清子】 はーい。

【霧久】 はーい。

【静江】 はーい。

【GM】 皆さんが進む! といえば進んだ先を描写しますし、立ち止まって調べる! といえばそのへんを描写しますね。

【日下部】 カン、カン、カン……「暗いな。ライトを持って来てよかった」

【清子】 「奥様。大丈夫ですよ……私がついていますから」

【霧久】 「この臭いは……なんでしょうか。奥からするようですが……」

【日下部】 頼りないライトの灯りで通路の先を照らすと……何か見えます?

【静江】 「清子さん、ありがとうございます。……奥から、ですか」明かりの先を見てみます。

【霧久】 臭いにかぎおぼえがあったりしますか?

【GM】 ライトの灯りが通路の先を照らしだします。そうですね。日下部さん以外の3人は、奇妙な既視感を覚えます。臭いのほうはともかく……この光景、どこかで見たことがあるような気がしてなりません。

【清子】 !?

【GM】 ”回廊の端には、さながら展示会のように、透明なガラスケースが点々と設置されている。懐中電灯を向ければ、ケースの中で、

【GM】 さまざまな種類の冬虫夏草が繁茂している光景が目に入ることだろう。

【GM】 ……別のケースの中では、無数の巨大アリが這い回っている。

【GM】 巨大アリの頭部には菌類の柄が生えており、動きはアリと思えないほど散漫だ。

ここでGMは蟻の画像を挟んだ。調べてみたら権利関係がまずかったので外部リンクだ。

【霧久】 ギャアアア

【清子】 うおおお……

【日下部】 これは……!

【静江】 うわあああぁぁぁぁん

【清子】 PLが恐怖判定振ってます。

【GM】 虫ぼくも苦手です(笑)

【霧久】 PLは驚喜判定振ってます(何これおもしろい)。

【日下部】 テンションが上がっていたw

【静江】 お、おう。

【GM】 いずれも蓋は閉じられていてされていて、自ら開けないかぎりは内部で這い回るだけのようだ……。”

【清子】 「……さわりたくもないですわ」

【霧久】 「不気味ですね……」

【日下部】 「これは……漢方の研究所、という訳ではなさそうだ」

【GM】 ここで、虫が苦手なPC(自己申告)は、《生物学》で恐怖判定を行ってもらいましょう。

【静江】 オーケー、行こうじゃないか。

【GM】 おおっ。GOGO!

【静江】 整理から8!

【静江】 2D6>=8 (判定:整理)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 4[1,3] → 4 → 失敗

【GM】 おめでとうございます! カード一枚進呈!

【静江】 わーい! ……って喜ぶところじゃないけどw

【どどんとふ】 「菊池 静江」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【日下部】 ゴォォール!(狂気カードゲットの意)

【静江】 失敗したのにテンションが上がってきたwwwww

【静江】 「……っ」視界が一瞬歪み、ふらつく。

【日下部】 態勢を崩す静江さんを抱き留め「……大丈夫ですか?」と気遣わしげに。

【静江】 「ありがとうございます……。ごめんなさい、虫……苦手なもので」

【日下部】 「ここはご婦人には刺激が強すぎる、ここから先は俺と霧久さんだけで調べましょう」と提案。

【清子】 「……そうしたいのは山々なのですが、何でしょう」

【霧久】 「……そうですね。少しここで休んでいていいですよ」とその提案にのっかる。

【清子】 「まるで唐揚げにむらがる子どものよう」

【清子】 「次を見たくて見たくて仕方ないのです」

【霧久】 「……どうします、日下部さん?」

【静江】 「それは……なりません。このまま奥を目指します。私は、自分の目で私が誰なのかを見極めたい……」

【静江】 「……知りたいのです」

【日下部】 「しかし……!」と反対路線を崩さぬ姿勢を見せますが……

【清子】 「……止めないで下さい」

【清子】 「もう、奥様も私も、帰れないところまで来てしまったのです」

【静江】 再び自分の足で立ち上がりながら。「ここまで来たら、帰る訳にはいきませんもの。これ以上の足手纏いにはならぬ様、頑張りますので」

【霧久】 「……日下部さん、どうやら説得は無理なようですし進みましょう。ああなっては意地でもついてくると思いますし」と言って少し先に歩を進める。

【日下部】 そう口にした彼女の目の奥に決意の光が見えた。俺はそれ以上反対する言葉が見つからなかった。

【日下部】 「……分かりましたよ。全く、ここぞという時には絶対に引かないのは昔から変わらない……」

【GM】 君たちは回廊の奥へと進む――では、奥を描写しますね。

4-2. 冷たい棺

【GM】 ”回廊の途中に、扉が見える。近付けば、重々しいコンデンサの動作音が扉ごしに伝わってくる。扉に触れると、まるで冷蔵庫のように、ほんのり冷たい。”

【GM】 ”君たちはこの扉を無視し、更に奥へと進んでもいいし、扉を開いてもいい。”

【静江】 あ、これすごく嫌な予感のする扉ですね!

【清子】 ひらきたいですねえw

【霧久】 ……悩む。

【清子】 「? 冷気? この扉からですか?」

【GM】 そのようです。正確には部屋の中からのようですね。

【日下部】 「何かを保管しているのか……?」

【霧久】 「何でしょうか? 野菜等の保管庫、という訳ではないと思いますし……」

【清子】 「また冬虫夏草か何かでしょうか?」

【静江】 「……どう、しますか?」じ、っと扉を見つめながら。

【日下部】 「……行きましょう、霧久さん。お二人はここで待っていて下さい」

【日下部】 PLとしては狂気トップの霧久さんを連れて行きたくはないのよ! でもそう言うしかないじゃない!

【霧久】 「そうですね……まずは私達が危険がないか探りましょう」そう言って扉に手をつけようとする。

【清子】 「……危なかったらすぐに帰ってきて下さいまし」

【GM】 手をかけた霧久の脳裏には、なにかがちりちりとちらつく。漠然とした不安。扉は重いが、開きそうだ。

【静江】 「……」不安げな表情をしながらも一歩下がろうかな。

【霧久】 「……開け……ますね」と言ってゆっくりと開けて行く。

【日下部】 「ええ、無茶はしませんよ」と返事しつつ、扉を開ける霧久さんの青ざめた顔を見て不審げな表情。

【GM】 ”意を決して扉を開けば、予想通り、中から冷気が溢れ出た。中は真っ暗だが、ここは照明が生きているようだ。手探りでスイッチを探せば、眩しい光が包まれる。”

【GM】 ”照らし出された部屋は、地上の館とさほど変わらぬ内装だった。ただし、

【GM】 違いはある。

【GM】 まず、窓がない。これは地下だから当然だ。次いで、

【GM】 中央に置かれた、チューブに繋がれた

【GM】 空の棺。”

【GM】 ”冷気は、棺から、溢れ出ている”

【日下部】 「何も……ない?」棺というからには人が入る大きさなんですよね。

【GM】 その通り。大人の男性が入る大きさです。

【日下部】 (アカン)

【静江】 あ、アカン奴や。

【GM】 何かないか、と見渡した日下部さんは、”……棺の近くに、写真立てが転がっていることに気付く。”

【日下部】 「これは……?」拾って写真立てを調べると……

【GM】 ”写真には、霧久と老人が写っている。日下部剣は知っている。この老人は、この老人こそは、菊池豊三郎だ。”

【日下部】 それ自体はおかしい事ではないですね。その写真に日付などは載っていませんか?

【GM】 はい、あります。昔の写真ですから(若い人は知らないかもしれませんが)隅っこにぼやけたオレンジ色で日付が入っています。およそ2年前の日付ですね。

【静江】 あー、あー……。

【GM】 アナログ写真にはあったのです、端っこに日付。舞台が昭和なので。

【霧久】 あったねぇ……。

【清子】 ありました。

【日下部】 ありましたねぇ。

【静江】 ほうほう。

【霧久】 自分はふらふらと棺の方へと近づいて行く。

【GM】 霧久の霞がかった記憶には、覚えがあります。この棺のことを、おぼろげに……。

【霧久】 「……こ……れは……」そう言って棺にさわりたたずむ。

【清子】 なんだと……覚えているだと……

【清子】 うええええーー

【霧久】 もう推測はついてたんだよ、PLとしては以前から。

【GM】 そうですね!

【GM】 霧久さん写真見ます?(わくわく)

【日下部】 「……霧久さん? どうされました?」

【日下部】 写真立てを手に持ったまま霧久さんの方に近付く。

【霧久】 「いや……それが……」とそちらを振り向き写真を目にいれます。

【霧久】 そしてそこに写った自分を見て……

【GM】 わぁい。では、霧久さん。君はこの棺に覚えがある。この部屋にも、ここまでの通路も、おぼろげに脳裏に残っている。しかしこの写真の光景のことは、まったく思い出せない――

【日下部】 「この写真立てがそこに落ちていたのですが……覚えていますか?」

【霧久】 「その……写真は……いったい何だ? 私のなくした……」とブツブツと呟き始める。

【GM】 君が何かに思い至ったのであれば、《死》で恐怖判定をどうぞ。何の推測にも至らないのであれば、判定せずとも構いません。

【霧久】 では、判定しましょうかね。

【GM】 どうぞ!

【霧久】 「もしかして……いや……」ブツブツいいながら判定。

【霧久】 2D6>=11 (判定:味)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=11) → 4[1,3] → 4 → 失敗

【GM】 カード一枚進呈です。溜まってきましたね。

【霧久】 「そんな……いや、でも……」とさらにうつむきブツブツと。

【どどんとふ】 「菊池 霧久」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【GM】 冷凍室のイベント、GM側からは以上です!

【日下部】 「……覚えていない、のですね」

【日下部】 いきなり呟き出したからにはそう判断せざるを得ない。

【霧久】 「……あっ……ええ、そう……ですね……」と少し間が空いて返答を返す。

【日下部】 その様子を見ながら……あ、そうだ。写真の日付が2年前……豊三郎氏の葬式の直前か。葬式は七月だった筈なので、それ以前の日付ですよね。

【GM】 おっと、葬儀は先月ですね。2年前は更に前です。

【日下部】 おっと、時系列勘違いしてました。失礼しました。2年前は静江さんと結婚した前後か。

【清子】 ほむ……。

【GM】 いまが昭和57年8月。葬儀は7月。写真の日付は昭和55年。そうですね、その前後です。

【静江】 ほう……

このあたりで『森田の警察手帳』を読み返すと理解が進む。

【日下部】 ……ざっと見た感じ、危険はなさそうですね。部屋の外の二人にも声を掛けて中に入って貰いましょうか。

【静江】 入ってもいいかなとか少しそわそわしてた矢先、声がかかって「何か、ありましたか?」入っていこうか。

【日下部】 「ええ……空の棺と、こんな物が」と写真立てを魅せます。

【静江】 写真を覗きこみ「これは、主人? と……」視線を霧久さんへ動かす。

【霧久】 何かブツブツと言ってます。

【清子】 (なんですかねえ。この写真)

【静江】 「霧久さん……大丈夫、でしょうか?」

【日下部】 さすがにこの状態で次行きましょうとは言えない。「どうしたんですか、霧久さん。何か気付いたのなら教えて欲しい」と詰め寄ってみますが……。

【霧久】 「……いや、推測だし……まだ確証があるわけではないから……」そう言って部屋から出ようとする。

【清子】 「……なぁにを見たんでしょうかねえ(ぼそっ)」

【日下部】 「……。とにかく、一人きりにする訳にもいきません。行きましょう」

【静江】 「そ、そうですね」霧久さんを追いかけよう。

【GM】 では、部屋から出ました。回廊にはまだ先があり、闇に閉ざされています。

【日下部】 部屋を出ざまにもう一度振り返る。空の棺からは、未だに冷気が吹き上がっていた。

【霧久】 何かを振り切るようにした顔をし、「先へ……進みましょう」と先を促す。

4-3. おぞましきもの

【GM】 ”乏しいライトの灯りが、回廊の突き当たりを照らしだす。扉には強い衝撃がかかったのか、フレームが歪んでおり、堅く閉ざされていた。だが、強引に押し開けないこともない。”

【GM】 扉を開きますか? →はい/いいえ

【日下部】 男二人で力づくでこじ開けましょうか。「これは……二人がかりなら何とかなりそうですね」

【静江】 ん、開ける前に、

【静江】 「日下部さん」ちょっと声をかけよう。

【GM】 (正座)

【日下部】 「どうしました? もしや気分が――」と的外れな事を言いかける

【静江】 「これを……持っていてもらえませんか」と、森田の拳銃もとい【武器】を渡そう。

【日下部】 「これは森田の……」

【静江】 「森田さんを殺した私が持っているよりも、彼の友人である貴方が持っていた方が、彼も喜ぶと思います」

【静江】 ちなみに、殺人を犯した事とかに関しては何一つ表情を変えずにしゃべってる。ご存じなんでしょうとでも言わんばかりに。

【日下部】 「ですがそれでは貴女が……いや、では俺から離れないで下さい。離れていては何かあった時に守れませんから」

【静江】 「私についてはどうかお構いなく。自衛程度は出来ますので。それに清子さんもいますから大丈夫です」と、微笑む。

【日下部】 こちらも森田を殺したのは誰か調べは付いていますが……自分で言うとは思わなかったですねw

【清子】 「(……奥様……私は安心いたしました……あのまま二人をどうかしてしまうのではないかと……)」脳内ヴォイスで。

【日下部】 その微笑みに頷きで返しつつ「では霧久さん、そちらを押して貰えますか? 俺はこちらを……」と扉に体重を掛け押し開けようとしますが。

【霧久】 「ええ、分かりました」そう言って日下部さんとは逆の方を押し開けようと体重をかける。

【GM】 重々しい音を立てて、歪んだ扉は開く。

【GM】 ”ひときわ強い腐臭が鼻を刺激し、懐中電灯が内部の冒涜的な光景を次々と映し出すことだろう。すなわち、

【GM】 倒れた机と椅子の数々。

【GM】 散らばった業務用パンチカードの束とカードリーダー。

【GM】 IBM5110。

【GM】 M・シェリー『フランケンシュタイン』に登場しそうな、拘束具つきの寝台。

【GM】 床に転がる、電極つきの帽子。

【GM】 機器同士を複雑に繋ぎあう線。

【GM】 妖気を放つ、古めかしい羊皮紙の書物。

【GM】 ……そして、干上がった死体の数々を。”

【GM】 全員に対して、恐怖判定《情景》を指示します。判定どうぞ!

【霧久】 はーい。

【霧久】 2D6>=7 (判定:味)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 6[3,3] → 6 → 失敗

【GM】 あっ

【霧久】 さーて、狂気ひくかー

【どどんとふ】 「菊池 霧久」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【清子】 霧久さんたまってますね……

【霧久】 ハハハ

【静江】 物音6!

【静江】 2D6>=6 (判定:物音)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=6) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(判定成功。【生命力】1点か【正気度】1点回復)

【静江】

【霧久】 静江さんいいなぁw(というか自分以外がスペシャル出してるような)

【GM】 あの奥様、死体を見て元気に!

【静江】 えっと、さっきのやり取りの分という事でここはひとつ!

【GM】 なるほど!>さっきのやりとりで

【静江】 という事で【正気度】回復しますー

【日下部】 2D6>=7 (判定:驚き)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 5[1,4] → 5 → 失敗

【どどんとふ】 「日下部 剣」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【清子】 2D6>=7 (判定:メディア)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 11[5,6] → 11 → 成功

【清子】 調子いいなあw

【GM】 清子さん出目いいなあw

【霧久】 死体等を見て先程の推測が思い浮かび萎縮する。

【霧久】 「ッ……こ……れは……」

【日下部】 「寄生生物……棺……手術台……」キーワードを並べて考え込む。

【静江】 「……」冷静に、何処か俯瞰的にその情景を眺めていて。資料を見た時も、自分でも怖いほどに冷静になれている。

【日下部】 「これは……菊池豊三郎はここで一体何を……第一、この死体は!?」

【日下部】 干上がった死体というのは……人間のものなのでしょうか。

【GM】 はい、人間のものです。ざっと数えて10人弱ほどでしょうか。

【日下部】 一体どこからこんな人数を……。

【清子】 「これは……」

【清子】 「……一体この部屋では……」

【清子】 「……私の知らないところで、何が……?」

【清子】 「……あの寝台は……」

【日下部】 その時、何故かこの地下の実験室に一陣の風が吹くのです。その風は書物のページをめくり、開いたページには……!

【GM】 では、日下部さんが羊皮紙の書物に注目したということで、こちらのハンドアウトをはりましょう。

【GM】 あ、他にもアクションがあれば結果を返しますね。

プライズ『ドジアンの書』

正体不明の言語で書かれ、ラテン語と古ギリシャ語による注釈のついた分厚い書。任意の知識分野、もしくは怪異分野の特技で判定し成功すれば、この書の主旨を読み取ることができる。このとき判定に成功・不成功に関わらず、読解者は1点の【ショック】を受け、かつ《霊魂》で恐怖判定を行う。

【日下部】 この判定はいつでも行えるのでしょうか。

【GM】 はい、ちらっと読むくらいでこのダメージです。しっかり読み解くのは、この場では不適切でしょうね。

【静江】 ふらりと、風で開いた書物の方へ歩み寄り、その文字をゆっくりと指でなぞる。 判定していいー?

【GM】 どうぞどうぞ。

【静江】 では、《暗黒》から。

【静江】 2D6>=5 (判定:暗黒)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功

【静江】 せ、せーふ!

【GM】 せーふ! ついでに《霊魂》の判定もどうぞ!

【静江】 そして……1点のショックと、《霊魂》で判定だ。これも《暗黒》から。目標値7。

【静江】 2D6>=7 (判定:暗黒)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 3[1,2] → 3 → 失敗

【静江】

【日下部】 あっ

【GM】 あっ

【静江】 てへぺろ☆

【霧久】 しょうがない。

【どどんとふ】 「菊池 静江」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【GM】 1枚進呈です。がりがりと山札が減ります。

【GM】 では【秘密】をぺたり。

プライズ『ドジアンの書』の秘密

人間の魂を謳った四行詩が連ねている。この詩は、人間の意識(精神活動)を織り成す「真なる言語」についての記述のようだ。この書を深く読み解けば、人間の意識・記憶・人格そのものを記述し、操作・改竄・上書き、そして再生が叶うに違いない。

【日下部】 大丈夫ですか静江さん! ショックとか恐怖判定失敗とかでトリガー引いてないですか(抱きとめながら)

【静江】 た、たぶん大丈夫。……大丈夫だよな?

【GM】 思い出したらそのとき出せばいいのです。

【霧久】 ……私も大丈夫。私は電極付きの帽子を手にとろうと思いますよ。

【GM】 電極付きの帽子は、IBM5110とパンチカード・リーダーに接続できるようだとわかります。

【清子】 「寝台が……!」衝動的に動き出します。気を失い書けたのをいいことに。

【GM】 では清子さんが寝台の近くに行きますと、何かに足をとられかけます。拘束衣を着た死体ですね。その死体は……

【日下部】 ガシィ

【GM】 ……その死体は、あなたです

【静江】 うわあああああぁぁぁぁぁぁ

【清子】 「ひっ……!」

【GM】 あなたの脳裏に刻まれている、菊池静江とはまったく異なる人物、本物の清宮清子、その人の死体です。

【清子】 「わ……私……!?」

【GM】 ここで清子さん、《驚き》で恐怖判定をどうぞ。

【清子】 2D6>=7 (判定:メディア)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 4[1,3] → 4 → 失敗

【清子】 《恥じらい》で8でしたが、いずれにしろ失敗です。

【GM】 はい。【狂気】を一枚進呈です。「本物の清宮清子」には、頭部に電流を流したような火傷があるようだ、とわかります。

【どどんとふ】 「清宮清子」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【清子】 「お……奥様あああああああ!」と自分で自分を抱きしめ気絶。《恥じらい》? あったもんじゃない。そんなもの。

【日下部】 書斎で清子さんの事調べましたし、俺もその死体が本物の清子さんと気付くでしょうね。

【日下部】 「清子さん……何て、ひどい」使用人の末路に思いを馳せて表情を歪めてる。

【霧久】 ……やっぱりそうだよなぁ……多分そういう事なんだろうなぁ……。

【日下部】 やっぱりそうですよねぇ……

【霧久】 私は気付くのかねぇ? とりあえず「何かありました!?」とそちらへ向かう。

【静江】 で、ややあって『静江』が目覚め「……清子、さん?」たぶん、静江にはうずくまっている清子さんが見えている。

【GM】 はい、気付くでしょう>日下部さん また、死体をかき分けるならば、近くの死体が「菊池豊三郎」と「老医師・佐伯」であることも分かって構いません。

【日下部】 何だと……!?

【日下部】 スイッチが切れたように倒れた静江ボディを抱き起そうと屈んだ所で、転がっている豊三郎と佐伯の死体に気付きますね。

【GM】 ごろごろ。老医師・佐伯の死体は何かを掻き抱くように倒れ伏しています。

【霧久】 そちらにかけつけて豊三郎と佐伯の死体に気付く。

【静江】 そして、周囲の状況を察し「……矢張り、ですか」

【霧久】 「……」見つけて無言になる。

【霧久】 一応聞こう……何を抱いていますか?

【GM】 手を押し開ければ、「5.25インチ型フロッピーディスク」だとわかります。

4-4. 終末の叫び

【GM】 では、そんなものかな。此処で一旦切りまして。

 

【GM】 ”地の底から響くような呻き声が、狭い実験室に唱和する。”

【GM】 ”それまでぴくりとも動かなかった死体たちが、のろのろと起き上がり始めた。

【GM】 彼らの瞳からは理性を感じられない……ある者は拘束衣を引き裂き、ある者は机を薙ぎ倒す。

【GM】 ほどなくして、

【GM】 ……あなたたちを獲物と定めたのだろう。

【GM】 彼らはさながら餓えた動物のように、猛然と襲い掛かってくる……!”

【日下部】 ひいい

【静江】 あわわわわ

【霧久】 ハハハハ

【日下部】 まあな! 基礎理論が魔術書だからそうなりますよね! あはは!

【清子】 うぎゃー!

【GM】 たんに、菌が動かしてるだけ、と解釈もできますね!

【日下部】 ええと、聞きづらいのですが

【日下部】 清子さんも?

【GM】 清子さんも。豊三郎も、佐伯もです。

【日下部】 で、ですよねー。

【静江】 あわわわ。

【GM】 戦闘開始だヒャッハー!

レギュレーション

敵:歩く死者(ルールブックp245)*3 /怪異を見た恐怖判定:《終末》

戦場に存在する死者の数が2人以下の場合、毎ラウンドの頭に1人補充される。

勝利条件1:自主的な脱落の成功

勝利条件2:屍者全員(9人)の撃破

勝利条件3:戦場から一時的に屍者がいなくなる 以上3つのうちどれか

脱落の制限:戦場に存在する死者の数が2人以下

【日下部】 反射的に森田の銃を抜き放ち照準を合わせるけど、清子さんの身体を撃つのは多少気が引ける。

【GM】 まずは《終末》で恐怖判定をどうぞ!

【清子】 2D6>=8 (判定:民俗学)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 6[3,3] → 6 → 失敗

【清子】 「清子はここに……でもやっぱり――――!!」

【どどんとふ】 「清宮清子」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引きました。

【静江】 《暗黒》から6だ!

【静江】 2D6>=6 (判定:暗黒)>

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=6) → 10[4,6] → 10 → 成功

【霧久】 初めて《味》以外で恐怖判定行う!

【霧久】 2D6>=8 (判定:民俗学)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(判定成功。【生命力】1点か【正気度】1点回復)

【霧久】 やった! 【正気度】回復するね!

【GM】 清子さんの出目wwww あ、霧久だった。くそう!

【日下部】 2D6>=7 (判定:魔術) 「恐れるな、俺は日下部だ……!」

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 8[2,6] → 8 → 成功

【GM】 1枚か。ちぃっ。

【日下部】 霧久さんの回復は大きい!

【静江】 大きい!

【霧久】 とりあえずうまく3体同時に落とせれば……

【GM】 では、プロットしましょう!

【GM】 揃いましたね。オープン!

霧久 屍者3 日下部 静江 屍者2 清子 屍者1

【静江】 あちゃあ。

【日下部】 同じ読みをしたか……幼馴染なだけある。

【霧久】 【危険感知】を使用しますよ!

【GM】 はい、まずバッティング処理です。屍者1と清子、霧久と屍者3がバッティング。【危険感知】どうぞ!

【霧久】 2D6>=5 (判定:味)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 7[2,5] → 7 → 成功

【霧久】 よし、成功!

【GM】 無効化! 屍者1と3は1点ずつ負傷します。

【日下部】 日下部さんと静江さんもバッティングしてますね。1点ずつか……。

【静江】 うぐぐ、ごめんなさい……。

【GM】 おっとそうでした。1点ずつどうぞ。

【日下部】 無意識に同じ動作をして、相手に気付かずぶつかる。「……済まない」

【GM】 屍者1は、せっかくなので清子ボディにしましょう。屍者3は……豊三郎だァー!

【霧久】 つっこんできた豊三郎に対してかわしながら包丁で傷をつける……そして《狂気顕現》だ。

【GM】

【霧久】 これです。

【どどんとふ】 「菊池 霧久」がカードを公開しました。「暴力衝動」

狂気カード『暴力衝動』

トリガー:自分と同じシーンにいるキャラクター(自分も含む)がダメージを受ける。

血だ! とにかくお前は誰かを傷つけたい。この【狂気】が顕在化したシーンに登場している好きなPCの中から1人を選び、1点のダメージを与える。

【日下部】 PCの中から……!?(戦慄)

【静江】 あばばば……

【GM】 好きなPCを選んでダメージ。せっかくなので演出もセットでどうぞ!

【霧久】 「ははッ!」って豊三郎を傷つけた反動で……これって自分は選べないよね?

【静江】 選んでいいんじゃないかな。

【GM】 いいや! 好きにするがいい!

【日下部】 抑えきれぬ破壊衝動が溢れ出て己の身体を傷つける!

【霧久】 よし、ならそのまま自分を切り裂き、流れ出る血と豊三郎の傷をつけた肌を見て自分のように流れ出ない血を見て「大丈夫、俺は大丈夫なんだッ! あれとは違うッ!」と血をたらしながら包丁をギラリと死者どもに向けて嗤う。

【清子】 その頃清子さん。

【どどんとふ】 「清宮清子」がカードを公開しました。「パニック」

【清子】 「いたいー! いたいー!」

【GM】 わー!

【霧久】 え?

狂気カード『パニック』

トリガー:トリガー:自分がダメージを受ける。

あなたは、暴力が恐ろしい。戦闘になると、その心はひどく動揺してしまう。自分が新たに【狂気】を公開するまで、戦闘中のファンブル値が1上昇する。

【日下部】 バッティングダメージで動転。

【清子】 と言うわけでファンブル値1アップ! 他ございますかー!

【日下部】 こちらはございません。

【霧久】 なーい。

【GM】 よし、ではプロット6、清子さんと1d6合戦だ。

【GM】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 1

【清子】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 3

【GM】 負けたッ! 清子さん先手です!

【清子】 何ですかあなたは! と死者1をぶん殴る! 通常攻撃で。

【清子】 2D6>=5 (判定:恥じらい) 「死んでまた起き上がるなんて! 清宮の一族として、恥を知りなさい!」

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 7[3,4] → 7 → 成功

【清子】 「さあ10でよけてくんなまし!」

【日下部】 それは、かつての自分との決別の一撃であった。

【GM】 「清宮清子」は獰猛に唸り、本能のままあなたを噛み千切ろうとする。だが、先に攻撃が届いたのは――こちらは《死》で回避します。

【GM】 2D6>=10 (判定:死)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=10) → 8[3,5] → 8 → 失敗

【清子】 1d6 ダメージ

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 4

【清子】 その攻撃は明らかに常軌を逸していた。

【日下部】 【狂気】公開で1点上乗せですね!

【GM】 はっ。そうだった!>狂気公開で+1

公開と書くと誤解を招くかもしれない。正しくはトリガーによる顕現だ。

【清子】 その攻撃は明らかに常軌を逸していた。

【清子】 では5ダメージ。

【GM】 「清宮清子の顔」は常軌を逸した一撃で陥没し、見えなくなった。屍者1、脱落します。

【清子】 「だから! 私は! 死んだって!」マウントを取り延々殴り続ける。

【清子】 もはやそこに気の回る軽快なメイドはいなかった。【狂気】公開。

【どどんとふ】 「清宮清子」がカードを公開しました。「血への渇望」

狂気カード『血への渇望』

トリガー:自分が誰かにダメージを与える。

あなたは思う存分、残虐に振る舞いたいと思っている。この【狂気】が顕在化したシーンに登場している自分以外のPC全員が、暴力の分野からランダムに特技1つを選び、恐怖判定を行う。

【GM】 一撃ごとに歪み、変わる――ってうわああああ

【静江】 ぎゃああぁ

【霧久】 ハハハ

【日下部】 あばばばば

【日下部】 狂気パンデミック、はっじまるよー☆

【静江】 うわあぁん

【静江】 さぁ特技来いよ!

【GM】 ランダムで暴力分野から選んで、全員恐怖判定ですね。

【霧久】 特技なんだよー。

【清子】 TVT

【サイコロ】(ころころ): 指定特技(暴力)表(6) → 破壊

【霧久】 《破壊》か

【日下部】 かつての自分の身体を完全に破壊した清子。その時彼女が浮かべていたのは、肉食獣の笑みであった

【霧久】 また《味》で判定だよ。

【清子】 味の汎用性が高すぎる件

【GM】 ほとんど味で判定してますよねここまでw

【静江】 緊縛から7!

【GM】 ちょうどいいのを引きましたね。

【静江】 2D6>=7 (判定:緊縛)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=7) → 11[5,6] → 11 → 成功

【静江】 せいこー

【霧久】 2D6>=8 (判定:味)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 5[1,4] → 5 → 失敗

【GM】 あっ

【霧久】 うぐぅ

【静江】

【日下部】 2D6>=9 (判定:驚き)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=9) → 5[1,4] → 5 → 失敗

【霧久】 大丈夫、あふれはしない……。

3枚を超えると勝手に顕現する。

【GM】 よし、処理は終了ですね。では戦闘に戻ります。

【霧久】 はーい。

【日下部】 はーい。

【静江】 はーいっ。

【GM】 屍者2こと老医師・佐伯は、そのやせ細った身体のどこにそんな力があるのか! 暴力的に……プロットが一番高い清子さんを狙おう。

【清子】 こーい。

【GM】 2D6>=5 (判定:死)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 3[1,2] → 3 → 失敗

【GM】 あっ

【霧久】 ……

【静江】 あー

【GM】 誰か【お守り】を。

【日下部】 ないない。

【霧久】 誰がやるか。

【静江】 使う訳がないw

【清子】 「○ね! ○ね!」平常運行。

【GM】 無念です。突撃しましたが、あらぬ方向に突っ込みました。どんがらがっしゃん。

【霧久】 死体だから間接が腐ってたんだろう。

【GM】 では続きましてプロット2,日下部さんと静江さん。1d6をまずどうぞ!

【静江】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 5

【日下部】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 3

【GM】 では静江さんの手番です。

【日下部】 レディファースト。

【静江】 二人で佐伯殴る?

【日下部】 ですね。避けにくい奴を落としましょう

【静江】 よし、じゃあ運が良ければ威力も大きい通常攻撃で屍者2を攻撃しますよ。

【静江】 2D6>=5 (判定:緊縛)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 10[4,6] → 10 → 成功

【GM】 2D6>=8 (判定:死) 回避!

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 8[3,5] → 8 → 成功

【GM】 あ、避けた。

【静江】 【お守り】!

【GM】 振り直します!

【静江】 もっかい振り直せ!

【GM】 2D6>=8 (判定:死)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 6[2,4] → 6 → 失敗

【静江】 っし!

【GM】 命中ッ!

【霧久】 当たった!

【日下部】 よし!

【GM】 ダメージを頂きましょう!

【静江】 喚く『清子』の動きが一瞬止まったかと思うと、その表情は無くなりドレスの内側からワイヤーを取り出し、手慣れた動作で屍者に巻き付け、引き絞る!

【静江】 1d6 ダメージ!

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 6

【霧久】

【静江】 よし、断裂!

【GM】 やっぱり静江さん強かったァー!

【日下部】 静江パンチは岩をも砕く。

【静江】 パンチじゃないよーワイヤーでバラバラに引き裂いたよー。

【GM】 老医師・佐伯の裂かれ、胴体からごろんと首がこぼれた!

【日下部】 静江の指先が煌めいたと思ったらゾンビの首が分かれていた。な、何が起こったか(ry

【GM】 で、では、日下部さんの手番です。

【日下部】 はい。豊三郎ボディを狙います。

【GM】 こ、こーい! いいとこないぞ今回!

【日下部】 2D6>=5 (判定:メディア) 何か私怨混じってそうでアレですが……

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 5[1,4] → 5 → 成功

【日下部】 ギリ! セーフ!

【日下部】 「貴様が彼女を選ばなければ……!」怒りの銃弾を浴びせましょう。

【GM】 プロット1だし避けられるだろう(慢心)

【GM】 2D6>=5 (判定:死)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 2[1,1] → 2 → ファンブル(判定失敗。山札から【狂気】を1枚獲得)

【霧久】 ファw

【静江】 あっ

【日下部】 フラグ建築士であった。

【GM】 フラグ回収ゥーー!

【静江】 これはwwwwwww

編集中に見なおしても、これはひどい。

【日下部】 あ、【狂気】引きます?w

【静江】 おい山札が減るだろ。

【日下部】 ほんとだ。

【GM】 引いていいのです?(’’

【清子】 やめて下さい(土下座)

山札は残り3枚。【狂気の濁流】によるバッドエンドは目前だ。

【日下部】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 3

【GM】 顕現してないよね。よし耐えた!

【日下部】 ちいい!

【日下部】 日下部は退魔の力がある代わりに物理攻撃にマイナス修正が入る。静江斬首よりダメージが低いのはそういったダメージ計算式に原因があった。

【霧久】 えー……GMとの相談の結果、【狂気】が顕現しまーす。

【日下部】 oh…

【清子】 おおう……

【GM】 あっ

【霧久】 では公開するけど……驚かないでねw

【静江】 えっ

【GM】 そ、そっちだったか(緩い裁定をした気だった)。こ、こーい!

【どどんとふ】 「菊池 霧久」がカードを公開しました。「疑心暗鬼」

【どどんとふ】 「菊池 霧久」がカードを公開しました。「広がる恐怖」

【霧久】 ハハハ

狂気カード『疑心暗鬼』

トリガー:同じシーンにいる自分以外のキャラクターがファンブルする

周囲の人物に対して疑惑が高まる。誰かがあなたを裏切っている! この【狂気】が顕在化したシーンに登場している自分以外のPCの中から一人を選び、2点のダメージを与える。

狂気カード『広がる恐怖』

トリガー:同じシーンにいる誰か(自分も含む)がファンブルする

あなたは、何もかもが怖くなっている。自分の【恐怖心】の特技1つを選ぶ。その上下左右の位置にある特技も【恐怖心】として扱う。

【静江】 うわあぁwwww

【GM】 う、うわあああ

【霧久】 ハハハハハハハハハ

【清子】 ひええ

【霧久】 (実を言うと自分以外の誰かがファンブルすれば最初の恐怖判定で全て開いてた)

【日下部】 あばばば

【霧久】 では演出を……

【霧久】 何故か普通じゃない死者達をつぎつぎと攻撃していく仲間達を見て、もしかして自分は場違いの者ではないか……もしかしたら自分もこの後やられるのではないか……そんな疑念にとらわれ目をつぶって包丁を振り回す。その包丁は……近くに来た日下部さんを誤って斬ってしまう。

【日下部】 死角から斬りつけられ反応出来ない。「くっ……! 霧久さん!? 何を……」

【霧久】 その声を聞いて目を開き「あっ……すみません、目をつぶっていた」

【霧久】 そう答えたが顔色はとても青白い。

【日下部】 その返答に、霧久さんへの疑念が湧き上がってくる。本当に彼が俺を斬ったのは、誤ってなのか……?

【GM】 はい、では日下部さんは2点ダメージを受けて下さい。

【GM】 続いてプロット1の処理にいきましょう。

【霧久】 はーい

【GM】 勝負だ霧久さん!

【GM】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 1

【GM】 (あかん)

【霧久】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 5

【霧久】 じゃあ先ですね。

【GM】 バッティングしたので当たれば確実に死ぬ! こぉい!

【霧久】 豊三郎に【基本攻撃】いきますね。

【霧久】 2D6>=5 (判定:電子機器)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 9[3,6] → 9 → 成功

【霧久】 少し狂ったような目で斬り掛かりにいく!

【GM】 く、基本攻撃は《味》ではないのか(《味》なら持っていた)。

【GM】 2D6>=5 (判定:死) 回避!

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 8[2,6] → 8 → 成功

【清子】 おーう

【静江】 これは、【お守り】投げるべき?;

【霧久】 うーん……【お守り】使っておくか? どうしようか?

【日下部】 ちぃ。いえ、お守り使っても回避される目が高いですから。

【GM】 豊三郎の死体は、やせ細った老人とは思えぬほど俊敏な動きで霧久の攻撃を躱す!

【清子】 今回はいいでしょう。

【霧久】 ならやめておこうか。

【静江】 そうだねー。むぅ。

【GM】 反撃はー、ランダムの恐怖に怯えよ!

【GM】 1d4

【サイコロ】(ころころ): (1D4) → 3

【GM】 霧久!

【霧久】 ハハハ、コイヤアア

【GM】 【強打】しましょう。

【静江】

【GM】 2D6-1>=5 (判定:破壊)

【サイコロ】(ころころ): (2D6-1>=5) → 5[2,3]-1 → 4 → 失敗

【霧久】 ……。

【GM】 おいぃ!?

【静江】 わぁい。

【清子】 すか……。

【日下部】 「……速い!」俺は霧久さんの体捌きを目の当たりにし、思わず舌を巻いた。

【霧久】 いろいろと圧迫されても生存本能はまだまだ顕在です!

【GM】 あらぬ方向に激突し、腕がへし折れる。だが痛覚を感じていないかのように、霧久へ視線を向ける――

【GM】 ではここで1ラウンド終了です。

【GM】 脱落(逃亡)しますか?

【静江】 そうか、2体倒したからできるのかー。

【GM】 はい、知覚からランダムで特技を選び、成功すれば脱落できます。

【静江】 どうします?

【清子】 逃亡のリスクとしてはフロッピーほったらかし。デスカねえ。

【日下部】 勝利条件3が気になると言えば気になるんですよねぇ。IBMまだ調べてませんし。

【GM】 あ、フロッピーは入手したとしてもらってかまいませんよ。

【霧久】 うーん……難しいな。

【清子】 フロッピーの中身を見れる環境は上には……ありませんね。

【霧久】 なかったはず……探してないだけかもしれないけど。

【GM】 上にはありませんが、外にはあるでしょうネ。

【日下部】 逃亡した場合、俺たちはどこに逃げるんでしょう。地下から脱出?

【GM】 そうなります。>地下から

【霧久】 それで地下を鍵で閉めてとなるだろうが……うーん。

【清子】 地下を鍵で締めて、屋敷はファイヤー!?

【静江】 まじでやるか?w

【霧久】 あ、ちなみにこのまま続けるとしたら1体追加されたもののプロットはどうなるんです? そいつだけなのか、それともプロットしなおしか。

【GM】 ランダムで決定します。

【静江】 ほむ……。

【霧久】 その場合バッティングはどうなります?

【GM】 発生します!

【静江】 ひえぇ

【霧久】 発生するのはその追加されたのがきた場所だけでいいのかな?

【GM】 ですです。他の重複地点はバッティングしません。屍者が湧いて出たことで、ぶつかった、とお考えいただければ。

【日下部】 もう1ラウンド行ってみます?

【霧久】 うーん……なら自分は別に残っても問題はなさそうなんだよなぁ……

【清子】 行ってみたいなとは。

【静江】 ウチは行ってもいいかなって思ってる。3の始末はこっちに任せてよ。【トリック】で確実に潰す。

【霧久】 うん、逃亡しないでおこうかな。新しくきたのが高いプロットだったらワンパン出来そう(

【日下部】 戦っている時の静江さん、目が輝いてるんですよ(その場に居合わせた記者談)

【静江】 割と無表情で淡々と殺ってるけど、目だけは光が灯ってる、みたいな?

【静江】 半狂乱になる清子さんとの対比みたいな。うわぁ気持ち悪い!

【日下部】 満更でもなさそうだった。カッコイイw

【清子】 残ります!

【日下部】 残りましょう。

【GM】 OK、では2ラウンドへGOですね! 了解しました!

【静江】 残りますよー。

【GM】 それでは、本日はここまでとします! 皆さま、遅くまでお疲れ様でしたー!

【静江】 これでまだ【狂気】出てないんだから笑えますよねw

【霧久】 はーい、お疲れ様でした

【静江】 お疲れ様でしたー!

【GM】 静江さん顕現してないですね……w

【日下部】 お疲れ様でしたー!

【清子】 こええ。

【霧久】 やっぱり私は狂気マッハだな!(導入から感じてた)

【静江】 これ、どうなっちゃうんだろうなー。

【日下部】 しっかり覚えてるんですもんね……<森田殺し

【GM】 結末が楽しみだっ。

【静江】 いやー、アレもすっごく面白い事になりそうでうふふっふふふっふっふふふふふ

【日下部】 奥さんが楽しそうに笑ってる! 良かった!

【静江】 いやこれはアレがアレになったらすごく楽しい事になる、はず。

【静江】 でもないだろうなーどうかなー。

【日下部】 どうなるんだろうなー。

翌週!

【GM】 ようし。ではでは!

【GM】 インセイン「子午線の羊」クライマックス続きからです! みなさまよろしくおねがいしまーす!

【清子】 はーい!

【日下部】 よろしくお願いしますー!

【静江】 よろしくお願いしまーす!

【霧久】 よろしくお願いしまーす

【GM】 一行がたどり着いたのは実験室。恐るべき光景、立ち上がる屍者たち。狂気は次々と感染し、君たちを襲う!

【GM】 2ラウンドの頭から再開です。まずは、追加屍者のプロットをランダムで。

【GM】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 4

【GM】 4。バッティングは発生しません。ちぃ!

【静江】 誰もいなかった。

【日下部】 バッティングは回避出来ましたか(ほっ)

【霧久】 プロット4か……まあいい位置かな? 回避が高くなってるし。

霧久屍者3 日下部 静江 屍者4 清子

【GM】 この屍者は被験者だったようです。拘束衣の残骸がまとわりついています――ではプロット6から!

【清子】 《恥じらい》で攻撃!

【GM】 おくゆかしい! どうぞっ!

【清子】 狙いはプロット4の被験者!

【清子】 2D6>=5 (判定:恥じらい)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 4[2,2] → 4 → 失敗

【GM】 ですよねー。あ。

【清子】 おう……

【日下部】 【お守り】は……ないなぁ。

【静江】 【お守り】使いましょうか?

【日下部】 おっ

【静江】 最後の!

【霧久】 自分もあるけど静江さんの方がらしいか?

【清子】 一撃で倒せるとみんな嬉しいですねえ。

【清子】 少しだけ

【静江】 じゃあ使います!

【清子】 ありがとうございます。

【清子】 2D6>=5 (判定:恥じらい)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 8[4,4] → 8 → 成功

【清子】 成功!8で回避して下さい。

【GM】 OK! さすが【資産】もち。再判定――成功したか。ではこちら。殴打で回避!

【GM】 2D6>=8 (判定:殴打)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=8) → 6[1,5] → 6 → 失敗

【GM】 ダメでした。ダメージください。

【清子】 ダメージは1d6+2点ですね。

【清子】 1d6+2

【サイコロ】(ころころ): (1D6+2) → 6[6]+2 → 8

【清子】

【GM】 あっ。

【静江】 wwwww

【GM】 早いなオイ!

【霧久】 www

【静江】 一撃ですね!

【GM】 ですね! 屍者は吹き飛んで壁に身体をうちつけ、そのまま動かなくなります……。

【霧久】 あれ、これ自分攻撃しないまま終わるんじゃ……。

【清子】 多分w

【GM】 え、えーと。では次いでプロット2。日下部さんと静江さんの同時行動。

【GM】 あ、これっていちいち振り直しなのかしら。。まあいいか。行動順決定ダイスをどうぞ!

【静江】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 5

【日下部】 1d6

【サイコロ】(ころころ): (1D6) → 4

【GM】 では静江さんからです。

【静江】 よーしよしよし先手取れたー。屍者3に【トリック】で攻撃!

【GM】 こ、こーい! 当たれば確実に落ちるぞー!

【静江】 2D6>=5 (判定:罠)

【サイコロ】(ころころ): (2D6>=5) → 9[4,5] → 9 → 成功

【静江】 さぁ、マイナス2で回避!

【GM】 2D6-2>=5 (判定:殴打) 罠を殴って壊す!

【サイコロ】(ころころ): (2D6-2>=5) → 4[2,2]-2 → 2 → 失敗

【GM】 ダメだったァー!

【霧久】 出目でダメw

【GM】 固定で2点なので、老医師・佐伯の屍者はそのまま動かなくなります(脱落)。

【静江】 ワイヤートラップが屍者の身体を引き絞り、バラバラに切断していく!

【GM】 ぐあーっ! さよなら佐伯さん。

【日下部】 『彼女の動きは、人間のそれを遥かに凌駕していた。目にもとまらぬ、という表現が絵空事ではないという事を実感した瞬間であった』

【GM】 一体どんな改造を。

【静江】 闇色の瞳で、うっすらと微笑んでいるような、そんな表情で。「……」

【日下部】 静江ボディの戦闘能力高すぎなんじゃないですかね。

【静江】 これ、色々弄られたついでに戦闘面も弄られてるだろw

【日下部】 実は義体説まである。

【清子】 夢広がりすぎw

【GM】 え、えーと。戦場から敵が一掃されましたので、皆さんは勝利条件3を満たしました。

【静江】 わーい!

【清子】 わーい!

【霧久】 わーい。

【日下部】 わーい。

【霧久】 (なんだろう、倒しきりそうなのは……)

【GM】 屍者たちはまだ蠢き、皆さんを追いすがろうとしますが、振り切ることができます――

4-5. 脱出

【日下部】 「これではキリがない。ここは撤退しましょう」

【清子】 「ふう。奥様の手をこれ以上怪我させることは食い止められました」(超血まみれの手を見て)

【霧久】 「そうですね、とりあえず何か分かりそうな物は手に入れましたし」

【GM】 皆さんは地下を走りぬけ、扉を閉じて地上へ――外をみればすっかり深夜。しかし嵐は弱まりつつあるようです。

【日下部】 「しかし、豊三郎氏と佐伯医師まであのような姿になってるとは……」

【清子】 「……何があったのでしょうか……あと、嵐がやんだら奥様には……」

【GM】 ごん、ごん、ごん。屍者たちが扉を叩きつける音が響く。彼らはまだ諦めていない!

【日下部】 「ここまで追ってくるとは……!」

【霧久】 「何があったかはこれを調べれば分かるかもしれない……」と5.25インチ型フロッピーディスクを見ながら……って持って来てるでおkですかね?

【GM】 はい、フロッピーは持ってきています。

【GM】 ごん、ごん、ごん。理性なき彼らの力任せの一撃が、徐々に扉を歪める!

【静江】 屋敷ごとどうにかするしかないですね!

【霧久】 「とりあえず急いでこの館から脱出した方がいいかもしれませんね……館はどうしますか?」と静江の方を見て。

【GM】 GMはPCサイドの主体的なアクションを尊びます(菩薩のような瞳)。

【日下部】 扉を押さえてますがじきに破られそう。「くそ、一体どうすれば……!」

【静江】 「……そう、ですねぇ」ふらり、と廊下に掛けてある燭台から火の灯ったろうそくを数本、抜き取り。「離れていて……もらえますか? 清子さんも……」

【清子】 「……」

【清子】 「……かしこまりました」

【霧久】 「……そうするんですね。分かりました」と言って離れて書斎の出口の方で扉を開けて待つ。

【日下部】 「いけない、奴らすぐにここを破ってくるぞ!」とギリギリまで地下への扉を塞いでおこうとしますが……

【静江】 扉に背を向け、皆と相対し、微笑むとおもむろに、自らの足元に蝋燭を落とします。火は床の絨毯に燃え移り、次第に書斎の書物にも燃え移っていくでしょう。

【霧久】 「日下部さん、静江さんなら大丈夫ですよ、ほら早く!」と引っ張っていきましょうか。

【静江】 炎が、微笑む静江とその他を分断します……と、静江は認識しています。後は清子さん頑張ってください。

【日下部】 「離して下さい霧久さん! 静江、静江……!」と引きずられていく。

【GM】 火は書架へ、書籍へと燃え移り、やがて部屋いっぱいに広がり、さらなる生贄を求めて広がります。電気がばちばち放電し火花を散らし、ますます――

【霧久】 霧久は日下部を引っぱりながら最短のルートで館からの脱出を計る。

【GM】 館の離れには車庫がありますね。嵐は弱まっており、夜闇は不安ですが、いまならば車は出せそうです。

【日下部】 静江さんが見えなくなった辺りである程度落ち着きを取り戻しますよ。「……霧久さん、もう大丈夫です。すみません」立ち上がり駆け出す。

【霧久】 「いえ、とりあえず静江さんが出て来た時のためにも車を出しておきましょう」と言って車庫へ向かう。

【GM】 では、炎が広がり、分断されたところで便宜上クライマックス・フェイズを終了、エンディングフェイズへと移行します。

5. エピローグ

【GM】 館の中でやっておきたいことがある方から先に、脱出後にシーンが欲しいかたは後に、ということで、各自のエンディングシーンとなります。誰からいきましょう。

【日下部】 「早く……早く来てくれ、静江……」車内で静江さんが来るのを待ってる感じでしょうか。エンディングは脱出後希望ですー。

【霧久】 「大丈夫だといいんですが……」と静江さん達の安否を気にしながら火の手が来ないであろうところで車を待機させている。エンディングは脱出後希望です。

【GM】 了解です。

【GM】 では静江さんか清子さん。先ほどの話から清子さんからがいいかしら。

【清子】 うーん。

【清子】 話の最期に持ってきたいです。

最後? 最期?

【静江】 ナンダッテー。

【日下部】 ほうほう。

【静江】 とりあえず、炎の中に呑まれゆく辺り描写しておこうか。どうしようかな。

【GM】 はーい。最後というと脱出後エピローグからさらに後になりますがいいかしら?

【日下部】 静江さん自体は……あれですよね。車で待っている二人の所へは戻って来ないんですよねきっと。

【GM】 それでいいなら静江さんが先で!

裏で相談し、まとまりました。

5-1. 煉獄の業火

【静江】 燃える屋敷、炎の中。背後では激しく扉を叩く音。「……行きました、か」

【静江】 「真実は、しっかりと知る事が出来ました……私も、彼等と同じ、歩く屍に過ぎなかったのです」

【日下部】 その場にいれば否定したであろうかつての幼馴染も、既にこの場から避難していた。

【静江】 「我々は、何処から来たのか……覚えてはいませんが、以前の私はどうやら、日下部さんの幼馴染だったようです」

【静江】 「我々は、何者か……今は、『菊地静江』という名前の、意志を持っただけの、ただの歩く屍。主人の、きっと成功例の一つ……」

【静江】 「我々は、何処へ行くのか……」くすっ、と微笑んで。

【静江】 「何処へ行くのでしょうねぇ。生命を冒涜した存在で、人を殺めてもこんなに平然としていられて……きっと、天国のような場所には行けませんね」

【静江】 目の端に涙が浮かび「……ケン君に、怒られちゃうなぁ」と、言ったところで、きょとんと首を傾げ。

【静江】 涙を拭い、再び穏やかな表情を浮かべ「……でも、これでいいのです。全部燃えて、彼等と、灰に――」背後で、扉が破られる音。

【静江】 ……と、いった所でエピローグを終了したく!

 

【GM】 お疲れ様でしたー! いい雰囲気で素晴らしい!

【日下部】 とても良かった

【清子】 最高でした!

【霧久】 すばらしいです。

【日下部】 静江さんモノローグ似合うな……

【霧久】 これは……どうなるんだ!

【静江】 どうなるんだろうね! ぶっちゃけどうにでもなれ!

【清子】 いやあ、夢がふくらむ!

【清子】 そして用意される時計。

【GM】 待っても来なくて、屋敷が燃え落ちて、みたいなかしら。

【霧久】 かもしれない。脱出した場合だと別方向に脱出した可能性もある。

【日下部】 「これ以上は待てない!」とか言われて泣く泣く脱出。

【霧久】 「これ以上は流石に無理でしょう・・・もしかしたら脱出出来てるかもしれませんが、望みは薄いでしょう」そう言って日下部の顔色を見てから「出しますよ……」と言って出発したかな。

5-2. それぞれの道

【GM】 では、次の方です。日下部さんか霧久さんかな。脱出後にするのなら、先にフロッピーを公開します。

【日下部】 こちらは脱出後のつもりですが……演出はフロッピーの内容次第でしょうか。

【霧久】 そうですね……内容が少し気になるかな。

【GM】 はい。では脱出したとしましょう。――静江(清子)は来なかった。燃え盛る館、屍者の影。アクセルを踏み……

 

【GM】 後日。日下部さんは記者なので、この時代といえども人脈を伝えばコンピュータを手に入れることはできるでしょう。

【日下部】 まあどこかのオフィスの端末を使わせて貰う…… とか? セキュリティ意識はまだ薄葬ですし。

【GM】 ですね。フロッピー、じつは記述を2つほど用意しております。【箇条書き版】と【手記版】です。

【GM】 プレイヤーがメタに保証された直截な真相を望むならば箇条書き版を、ほのめかす程度や、あるいは自由な発想でのエピローグを望むならば手記版を、というように使い分ける予定ですが……

【日下部】 なるほど。手記版を見たいです。

【霧久】 私はどちらでもいいですよ。

ハンドアウト『フロッピーディスク』

豊三郎は狂ってしまった。いやさ、はじめから狂っていたのやもしれぬ。あの書を手に私の下を訪れたそのときから。そもそもからしてもっと疑ってかかるべきだったのだ。

死者は蘇らない。如何に言葉を尽くしたところで、豊三郎は耳を貸さぬ。そもそも本研究は菌株を脳および神経の代替として死体を動かすものであって、ひとたび酸素を失い破壊された大脳辺縁系、記憶が以前の如く元通りになるものではないのだ。

たとえあの「書」があろうとも、それとて生きた電気信号を読み取り翻訳するに過ぎない。豊三郎の中にある思い出や一般的な知識を再現しえたとしても、既に死んだ記憶は戻らない。在りし日の霧久くんは決して戻ってこないのだ。

戦時はなかった罪悪感がある。私も老いた。若い者たちをこれ以上巻き込みたくはないが、逆らうこともできない。私たちは罪を重ねすぎている。

次は清宮清子から抽出した記憶を上書きする実験だ。そろそろ豊三郎が戻ってくる。マルタの調達はどうしているのか。まさか(文章はここで途切れている)

(最終更新は約2ヶ月前、豊三郎の葬儀より幾分前の日付だ)

【日下部】 さて、演出どうしようかな。霧久さんは個別にやります?

【日下部】 合同でもよろしければ調査結果をお伝えしに行くのもアリかなーと。

【霧久】 うーん……一緒でも問題ないかな。

【日下部】 ではこちらのシーンで報告に伺いましょう。ツテを頼って使わせて貰ったコンピューターに表示された「真実」に目を通した後、深く溜息をついて椅子にもたれかかります。

【日下部】 正直霧久さんにこの内容を伝えるのは気が重いと感じはするのですが……真実に向き合い、館に残った彼女の事を思うと背を向けて逃げ出す訳にもいかないと思い直し、霧久さんに報告をする事にしました。

【日下部】 えー……プリントアウトなんかは難しいんだろうな。霧久さんにご足労頂いた方が良いか。

【霧久】 ふむ、では日下部さんに電報で会いに来て欲しい旨をうかがったのでそちらへうかがう事に。

【日下部】 はい。やって来た霧久さんに「……フロッピーの中身は佐伯医師の手記でした。内容は……ご自身でご覧ください」と重苦しい表情で気まずげに。

【霧久】 「何故そのような雰囲気をしてるか分かりませんが……とりあえず見させて頂きます」と言って内容に目を通す。

【霧久】 一文一文噛み締めるように内容を頭に入れて行き……顔色は少々歪んでいきます。

【霧久】 そして読み終え、ゆっくりと深呼吸をし、「……やっぱり…………そう、だったんですか……」と哀しげな顔へと変わります。

【日下部】 「お伝えするべきか悩んだのですが……人は知らないままでいる事に耐えられないと思いまして」

【日下部】 霧久さんの言葉に驚きの表情を浮かべ「……気付いていたんですか」

【霧久】 「……ハハッ、まあね……あの地下で棺を見つけた時に……」

【日下部】 「あの部屋に飾られていた写真、あれは……」

【霧久】 「ええ、想像通りですよ。私はいないはずの人間……さて、これからどうしましょうかね……」とため息をつきながらその場から立ち去ろうとする。

【日下部】 「待ってください霧久さん……行く宛はあるんですか?」と部屋を出ようとする霧久さんに問いかけます。

【霧久】 「いえ、ないですよ……それがどうかしましたか?」

【日下部】 「それなら……ウチの社に来ませんか。確か食堂で調理師を募集していた筈だ。貴方の腕前なら採用間違いなしだ。俺が保証しますよ」と努めて明るい声で。

【霧久】 「それは良い話ですね……でも私は死人ですよ? 流石にいつかは知られるでしょうし、それを紹介した日下部さんの立場が悪くなるかもしれません」そうやんわりと断り、扉へと手をかける。

【日下部】 ではその手をやや強引に掴んで「そんな悲しそうな表情をした貴方を、このまま行かせるなんて……俺には出来ない」と。

【日下部】 何か【感情】を反映したらおかしな事に。

【GM】 ┌(┌ ^o^)┐

【日下部】 あれ、なんでこうなったの?

【静江】 ぎゃ、逆は共感だ、よ?

【霧久】 さあ?

【静江】 感情判定が悪い。

【日下部】 こちらとしてはまだ「ここで見送るのは薄情すぎて」と思っての行動なんですよ!

【日下部】 ……きっと。

【静江】 ですよね!

【霧久】 「迷惑をかけるわけには行きませんから……それに、いずれまたこちらに戻ってきますよ。なので……」そう言って無理矢理その手を振りほどき扉を開けて「では、また会う時まで……」と言って去っていきましょうかね。

【日下部】 戻ってくるという言葉を聞いて、死ぬ気はないのだと思い少々ホッとした思いで「そうですか……残念です。こちらに戻ってきた時には是非連絡を下さいね」と。

【日下部】 それ以上の無理強いはせずに見送ります。

【日下部】 で、霧久さんが立ち去った後……コンピューターからフロッピーを抜き取り「これは記事にする訳にはいかないな」と独りごちつつ部屋を後にしましょう。

【霧久】 「ええ、では……」そう言ってガチャリと扉を閉めて離れて行く。「さて……行きましょうか……」そう呟きながら心の中では「(それに、私がいつまで正気でいられるかも分かりませんからね……この意思が保ち続けるのがいつまでか……長く続いてくれるといいのですが……今生の別れとならないように祈りますよ)」と思いながら何処かへと消えて行った。

【GM】 で、終わりかな? はい、おつかれさまでした!

5-3. 罪の行方

【GM】 お疲れ様でした! では、最後に清子さんです。

【清子】 これからやりたいことを説明します。

【静江】 はい(正座)。

【霧久】 wkwk

【GM】 ぶりーふぃんぐ!(ザッ)

【日下部】 黙して整列。

【清子】 静江さんは一応シーンに登場して欲しいです。でも黙っていてもいいのよ!

【静江】 喋れそうだなって所だったら喋ろうかな。了解ですー

【清子】 どういうことかというと、1分30秒毎に半自動ボットの如く予め打ち込んでいたセリフを話します。

【静江】 お、おう。なるほど……。

【清子】 そして、大きな動きがない場合、そのまま焼死します。大きな動きがあったらそれに従います。

【GM】 なるほどなるほど。

【清子】 一応どっちにも対応できるように心は振っています!

【清子】 「要するに奥様と私の最期のチキンレースなのです」

【静江】 わぉ。

【霧久】 ほうほう……。

【日下部】 なるほど……。

【清子】 「奥様の決意が変わらないようでしたらそれでさようなら。決意が変わってもついて参ります」

【静江】 ……ねぇ、あのさー。持ってる【狂気】、フレーバーで使いたい……。

【静江】 ……まぁ、いらないかなぁ。どうしようかな。

【GM】 エピローグですし、いいですよ!>ふれーばー

【清子】 「奥様……あなたは逝かれるのですね。なにもかも全て炎に巻き込んで」

【清子】 「奥様は本当に罪深いお方です。だからこそ私はおそばにいさせていただきました」

【清子】 「奥様。あなたは本当は裁きを受け、しかるべき許しを受ける権利があった。それを……あなたは全て炎に包み込んでしまった」

【清子】 「私は奥様が大好きです」

【清子】 「だって、奥様は本当にお優しい方だから。こんな修羅場で幼なじみを気にかけられるのですから」

【静江】 「……清子さん。私は、何もかもから背を向けていたのでしょうね。何もかもを、否定し、拒絶していたのでしょう」

【清子】 「はい。私はそんな奥様が大好きです」

【静江】 「罪を、真実を、……そして、清子さん、貴女を。貴女は私の中にいる事、知っていた筈なのに……ずっと、目を背けていました」

【清子】 「それにしても、私も罪深い人間ですね。大好きな奥様のために殺しをしたのですから……」

【静江】 「私も……清子さんが、大好きですよ。貴女は、何もやっていなどいません。大切な、大切な私であり、私の従者……」一歩、進み出します。

【清子】 「ただ、そのおかげで奥様といつまでも一緒にいられるのです。とっても素敵なことです」

【清子】 「今私はすがすがしい気分です。なぜなら、清子はようやく正しい場所に行けるのですから」

【静江】 「清子さん、貴女は、貴女のまま生きてくださいませんか。……生きて、いてください!」ひゅん、と腕を振る。

【清子】 「……私のまま……?」

【清子】 「……奥様……分かっていますよね」

【清子】 「……私は奥様の心に住まう心の怪物のような者ですよ!」

【清子】 「……私は奥様無しには生きられません……」

【静江】 ワイヤーが宙を舞い、崩れかけた部屋を寸断する。涙をとめどなく流しながら、微笑み「……私は、貴女が、大好きな貴女が死ぬのも、嫌なのですから……」

【GM】 奥さま強いな!?ww

【静江】 あの時これ位出来たから出来てもいいよね!

【GM】 そうだね!!w

【霧久】 菊池家は戦闘能力高いのかな……

【清子】 「それは……!」

【静江】 一歩、また一歩と歩む。次第におぼつかない足取りで。

【静江】 一連の事件での恐怖が、衝撃が、『静江』の頭の中になだれ込んでいく。「……清子さん、この身体が死のうが生きようが、『私』はもう……駄目なようです……貴女と共に過ごしてきた『菊地静江』は、じきに死んでしまうでしょう……」

【静江】 【狂気】、一枚公開します。

【どどんとふ】 「菊池 静江」がカードを公開しました。「記憶喪失」

【清子】 「……そんな……!」

【GM】 おおお!

【清子】 「……かしこ……まりま……した……」

【静江】 よろよろと、裏口の扉に手を掛ける。「清子……さん……大好きな、貴女へ……どうか、どうか……」がちゃり、外の空気。

【清子】 「……この体に染みついた罪、悲しみ全て背負って見せましょう……だから……」

【静江】 「もしも、新しい『私』がいたの、なら……よろしく、お願いしますわ……」火の手の回らない場所に行き着き、どさっと倒れる。

【清子】 「いつまでも……一緒ですよ……!」

【静江】 「……――愛してる」それきり。意識は途切れる。

【清子】 そして翌日。

【ニュースキャスター】 「S県N市山中にて行方不明だった、菊池静江さんが衰弱しきった姿で発見されました。彼女は、自宅の根堅館への放火、行方不明者数名の殺人を自白し……」

【清子】 以上です。

【日下部】 ……俺はその報道を目にしたら、取るものも取りあえず面会に行くんだろうなぁ……

【GM】 おつかれさまでしたー!

【霧久】 いやぁ……いいシーンでしたね。

【静江】 無茶振りに答えてくださり、ありがとうございました。本当にありがとうございました……。

【清子】 こちらこそ恐ろしい無茶ぶりに答えて下さりありがとうございました。

【GM】 わぁい! こういう演出をプレイヤー側からやってくれるとは嬉しい。

【GM】 ……最後にホラーっぽく短めのマスターシーンを挟もうかと思っていたがKYになりそうだな!?

【霧久】 ……挟んでもいいのよ?

【清子】 いいと思います。

【日下部】 良いと思いますよー!

【GM】 よし、ではえんりょなく!

【GM】 では、最後に、ちょっとだけマスターシーンを。

 

【GM】 場所は日下部さんの自宅です。せっかくなので、日下部さんがそのニュースを目にした直後にしましょうか。

【ニュースキャスター】 「S県N市山中にて行方不明だった、菊池静江さんが衰弱しきった姿で発見されました。彼女は、自宅の根堅館への放火、行方不明者数名の殺人を自白し……」 テレビから流れる。

【日下部】 おおっと。では……どうしましょう。俺は面会を求めて警察なりに足を運ぶと思いますが……

【GM】 そうですね、そんな折に、インターホンが鳴り響きます。ぴーんぽーん。

【日下部】 「ええい、こんな時に……!」イラつきながら入り口のドアを開けますが。

【GM】 くぐもった声。包帯の擦れる音。包帯を全身に巻き、帽子を目深にかぶった男が立っています。帽子をそっと押し上げて、

 

【GM】 「どうも、森田です」

 

【霧久】 うわあぁぁ

【静江】 ほわっつ!?

【日下部】 あ、殺されるわこれ<ドーモ

【清子】 うええええええ!

【GM】 そのあと一緒に飲むかもしれませんよ(

【清子】 いや、ここは

【清子】 アイエエエエエエ!!

【日下部】 ナンデ? ニンジャナンデ!?

6. アフタープレイ

まずは後遺症判定と功績点会議が先だ。結果は最後に載せてある。

【GM】 インセイン「子午線の羊」全行程以上! 皆さま、お付き合いいただきありがとうございました!

【GM】 たいへんたのしゅうございました!

【清子】 ありがとうございましたー!

【日下部】 お疲れ様でしたー!

【霧久】 ありがとうございましたー!

【静江】 改めて、お疲れ様でしたー!

【霧久】 とても楽しめました。

【GM】 ありがとうございます! 私も楽しかったです!

【静江】 なんだろ、ハッピーエンド……ではないよね。

【霧久】 インセインでのハッピーエンドは……なかなか難しいと思うよ。

【GM】 ホラーだから!

【清子】 でもバッドでもない。不思議。

【GM】 初期状態を考えるとだいぶハッピーだとおもいます。

【日下部】 ですねぇ。お話として考えると3人生き残ったのは悪くない結果という気もします。

【GM】 (とくにPC2とPC4の【秘密】がひどいこのシナリオ)

【清子】 酷かったw

【霧久】 そうですね……とりあえずPC2を殺しにいってますからねw

【GM】 4はすごく難しいハンドアウトだと自覚しています。白電柱さんでよかったw

【日下部】 3も厳しいですよw 記憶がロクにないのに身を寄せている館の女主人は……w

【GM】 3はある意味美味しいポジですから……!            1は生贄です。

【静江】 とりあえずPC1辺り殺すかーって気持ちでキャラシ組みましたよ?

【GM】 【使命】的にただしい(まがお

【日下部】 殺意方面にモチベーションが高かった。

【霧久】 とりあえずPC1と生き残ればいいかなぁーと【秘密】もらった時から考えてた。

【静江】 とりあえず【秘密】知ってから殺すかーと考えたら幼馴染だっただと……?

【清子】 結構大変でした。テキストだから出来る芸当かも。

【静江】 ごめんね、最期までイマジナリーフレンドとイチャイチャしててごめんね!

【清子】 それはこちらが投げつけた者もありますw

【GM】 3サイクルにしたので突入するケースはレアになった気がしますが、一応対立型路線もありますからねこのシナリオ。

【霧久】 ああ、確かにね……でも協力で終われてよかった。

【静江】 いや、清子さんへの【感情】、愛情ですよ?

【清子】 確かに、情報の抜けが悪いと,何も気づかずそのまま殴りあいコースですものねえ……。

【静江】 割とPC間抜きまくってましたからねー。

【GM】 スカイプやオフだったら、あんまり深く考えず動いて、あとから必要におうじて再解釈するかんじでしょうか、4の【秘密】。ただオフで回すにはシナリオ上のテキスト分量が多い(削ろう)。

【日下部】 シナリオとしては協力で終われて良かった、ただデータ的には対立になった場合を考えてくんだのでアビリティの使いどころがなかったw

【静江】 【資産】も【トリック】も存分に活用しましたっ。

【GM】 【目星】は協力型でも使いではあるんですが、拡散情報にあたったりと不遇でしたねw

【霧久】 自分はとりあえず相手は勝手に生き残ってもらうとして、いかに自分が生き残るかを考えたから……。

【霧久】 まさかあんなに【狂気】を持つとは思わなかったけどねぇ……。

【静江】 静江さんね、割と無事に屋敷を出れた場合のルートも考えてたんですよね。

【GM】 あ、そうだ。(みんなの持ってる)【狂気】みたいです!w

【静江】 そういえば。

【霧久】 確かに気になる。私ばかり公開してたし

【どどんとふ】 「清宮清子」がカードを公開しました。「異性への恐怖」

【清子】 レズう……。

【静江】 ピッタリだwwww>異性への恐怖

【GM】 レズまったなし。

【霧久】 成る程w

【日下部】 高い塔が建った。

【清子】 と言ってもこれを手に入れたのがクライマックスなので、完全にお亡くなりになっていた狂気ですが。

【GM】 なるほどなー。

【霧久】 次誰開けてくれるかなぁ

【GM】 ひ、ひらいちゃっていいかしら(ほかのも

【霧久】 自分はもう最後でいいよね、開くの。

【日下部】 ほうほう。ではこちらから開けていきます?

【GM】 おねがいします!

【どどんとふ】 「日下部 剣」がカードを公開しました。「狂信者」

【どどんとふ】 「日下部 剣」がカードを公開しました。「いきすぎた想い」

【GM】 日下部さんwwww

【静江】 うおおwwww

【霧久】 うわあwww

【GM】 静江さんへのヤンデレ路線がかいま見える狂気……!w

【日下部】 中盤から感情系の狂気がバンバン手札に……。

【静江】 あ、これフレーバーでもこっちのルートやらなくてよかった……。

【霧久】 本当に始めに感情もってよかった……。

【静江】 考えていたEDとして、無事に逃げ帰る事が出来たら日下部さんとちょっとイチャイチャっぽいのしたかったん。最後のシーン辺りもらって。

【GM】 ああ、それいいですねえ。

【日下部】 いきすぎないで済んで本当に良かった……。

【日下部】 そのルートだとイチャイチャのまま閉じ込めてしまうかもしれない。危なかった。

【静江】 そんで、後日談みたいな感じで割と和やかなシーンしてね、

【日下部】 ふむふむ。

【GM】 うん。

【静江】 マフラー編んで来たのとか言って手渡すの。そんで

【どどんとふ】 「菊池 静江」がカードを公開しました。「フェティッシュ」

【GM】 wwwww

【静江】 首をね、ぎゅーっと……

【GM】 な、なるほどなー(笑

【霧久】 wwww

【清子】 ひでえw

【GM】 初志貫徹!w>首をぎゅーっと

【日下部】 殺意と監禁、よし、相殺すればこちらがまだ被害者側だ!

【静江】 ちがうよー好きだからぎゅーってするんだよー。

【静江】 森田のは殺意だけどな

【日下部】 こっちも好きだから閉じ込めるんだもの!

【GM】 人間関係がインセイン!

【GM】 森田さんは生贄なので(めそらし

【霧久】 まさかほのぼのに殺意が混じってくると思わなかったわw

【日下部】 森田さんなー。

【静江】 で、薄れゆく視界の中、静江の笑顔が見えて……みたいな感じにしたかったけどまさかのレズエンドでした。

【日下部】 百合でよかった!

【霧久】 とりあえず最後に私のやつかね?

【GM】 おねがいします!

【霧久】 この狂気はもう最初からだと思うけど、顕在しなくてよかったよ

【どどんとふ】 「菊池 霧久」がカードを公開しました。「闇からの祝福」

【静江】 うわぁwwww

【清子】 うえーw

【GM】 おおう……!

【霧久】 もう貰ってるよねぇ……もしこのエンディング後顕在したら……ハハ

【静江】 ひえぇ

【霧久】 そういう意味でも後遺症判定成功してよかったよ。

【GM】 これ最後だから顕在化しなかったのか。よかった。

【どどんとふ】 「GM」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引いて公開しました。「疎外感」

【日下部】 初期にこれ引くと厳しいですねぇ

【どどんとふ】 「GM」が「インセイン:狂気カード」の山札からカードを引いて公開しました。「失踪」

【静江】 「記憶喪失」引いた時は「あ、これ来たんじゃね? 使命元通りになっちゃう感じじゃね?」ってほくそ笑んでいました!

【清子】 世の中難しいですねえ……。

【GM】 発動してたらやばかったな!w>記憶喪失

【静江】 実はこれ引いたの、あの何とかの書を読んだ時なんですよね。

【GM】 うおう!w

【霧久】 それはやばかったw

【静江】 ショックと一緒にこの狂気貰ったんですけど、これ裁定的には顕現しなくて良かった感じですかね?

【GM】 はい、大丈夫です。同時ですからね。>判定とショック

【静江】 たぶん、出してたら「屋敷の秘密を探る者! みんな殺す!」ってなってたかもw

【GM】 【正気度】が1点減ってたら、静江さんがあの場で皆殺しモードになるのか……・そういうことも起こりえるんだなあ!(笑

【静江】 回避-2の固定ダメージ3がPC達に牙を剥く事になっていたかもですね。

【GM】 KOEEE

【清子】 酷いよ! でもこれいいかもしれません。

【霧久】 ……静江さんに1d6+4をだな……

【清子】 【秘密】の有無によって【秘密】の内容が変わるっていうのは割と素敵かも。

【静江】 あのワイヤー捌きがゾンビ達ではなく日下部さんや霧久さんを狙う!

【霧久】 確かに。スリルがありますからねぇ……

【GM】 そうですね。デフォルトのギミックで色々と変わると変動幅があっておもしろいな。

【日下部】 気が抜けなくなりますねぇ<変動幅

【静江】 絞殺系女子楽しかったー

【霧久】 ははwまあ日下部を生かさないとですからねぇ

【日下部】 守る側の立ち位置かと思ったら殺されたり守られる立場だった。実質ヒロイン枠は俺!?

【静江】 な、なんだってー

【清子】 なんだってー

【霧久】 まさか……でも、確かに謎の場所に一人紛れ込んだなんてシチュエーションは……

【GM】 PC1は生贄枠ですからね……!

【清子】 あそろそろお休みします。お疲れ様でしたー

【GM】 おつかれさまでしたー!

【日下部】 もう少し感情的になっても良かったかも知れませんねぇ。お疲れ様でしたー

【霧久】 はい、お疲れ様でしたー

【静江】 お疲れ様でしたー!

功績点

日下部 剣(新たな怪異の発見1、最後まで参加1、ロールプレイ1、プライズ1、使命2、計6点)

菊池 静江(新たな怪異の発見1、最後まで参加1、ロールプレイ1、プライズ1、使命3、琴線/日下部・清子、計9点)

菊池 霧久(新たな怪異の発見1、最後まで参加1、ロールプレイ1、プライズ1、使命3、計7点)

清宮 清子(新たな怪異の発見1、最後まで参加1、ロールプレイ1、使命3、琴線/静江・霧久、計8点、後遺症/ 《時間》《深海》)

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