昭和57年、夏。台風の夜、山深くの洋館「根堅館」に旅行客が訪れた。
絵画は悩める羊を見下ろし問いかける。
求めた答えは見つかるのか、それとも待つのは災厄か。

 われわれは何処から来たのか
 われわれは何者か
 われわれは何処へ行くのか

―――そしてまた、人が死んだ。

――冬の朝、とは。
全国各地の布団の中で、孤独な戦いが繰り広げられている時間である。

ある者は勝利の凱歌高らかに、 ある者は誘惑に屈し枕を濡らす。 勝者は自負を、敗者は後悔を。 それぞれの胸に刻み、その日を生きることになる。

……だが、君は気付いているだろうか?  戦いの背後に息を潜める、奸佞邪智たる陰謀の気配に――
(ある探索者の手記より)

※本シナリオはインセイン公式シナリオ集「ディオダディ荘の怪奇談義」に掲載されました。

よはん

TRPGとか遊ぶ

骸骨戦士

コルキスの地下迷宮